Hungryheart

【本日の一枚】

Hungry Heart / S.T. (2008)

HUNGRYHEART: Hungryheart

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Hungry Heartというとまず思い出すのがBruce Springsteenのあの名曲。私的には高校時代の先輩が組んでいたバンドの名前でもあり、彼らが演奏していたのもやはりこの曲でした。あ〜なつかしい。
・・・ということで今回のはイタリアはミラノのバンドであり、1997年結成のプロジェクト。2000年ごろに一度各メンバーの別バンドが忙しくなり、活動のペースが落ちたらしいが、2006年末からアルバム制作に着手。それが今回のアルバムのようです。
 ちょいとグラム的な要素やMTVなんかで当時聴かれた種々のメタル要素を兼ね揃えた懐かしい香りのするメロディックハード・ロックといったところでしょうか。ギターのリフに特に懐かしさを覚えるのは、いろいろなバンドのあのリフ・このリフに似ているからでしょう。まさにB級メロディック・ハードの王道を突っ走るような構成に歓喜の涙が止まりません。プロダクションはチープだし、ドラムやベースはモタリっぱなしというのもご愛嬌と流せる自分が怖い。楽曲の内容はと言うと・・、例えば“River Of Soul”なんかは90s初頭によく聴かれた一連のアクースティックを取り入れたPop Hair Metal系の曲。メロディ・ラインなんかにはBon Joviなんかの影響がハッキリと。Vo.の声質もどちらかというとハスキーでこの手の楽曲には合っているのでは。“The Only One”ではVito Brattaっぽいギター・ワークが特徴的。あれほど流麗でビシッとはしてませんが(笑)。“Innocent Tears”はいかにも通が好みそうな展開を持つ、正統派メロディック・ハード。“Hard Lovin’ Woman”はタイトルも含め、モロにデビカバ・フォロワー。“Breath Away”と“It Takes Two”はともにポップなリフが印象的な、私的にイチオシの曲(サビがもう少し練られていればさらにいい曲になっただろうにね。)“It Takes Two”なんかには昔のTNT(あえて80s-90sに拘ると)あたりの影が・・・。ただ決定的に空間が空いているように感じるのはキーボードプレイヤーの不在が原因なのでしょう。
 プロジェクト要素の強いバンドのようですので、VoさんとGr.さんにはぜひKey.担当を入れ、リズム・セクションを一新しての再出発をオススメいたしますいかがなもんでしょう?

◆HP: http://www.hungryheart.it
MYSPACE: http://www.myspace.com/hungryheartofficial
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UNCALLED FOR EP

◆Dreamboy / S.T.・・・まさか日本盤が出てるなんて。ビックリしながら眺めるとやはりそう。彼らを知ったのはMYSPACE上だったのですが、スウェーデン出身のパワー・ポップ・バンド。デビューEPからの4曲とシングル2曲、さらには未発表4曲という豪華さでの日本オリジナルの編集盤のようです。1曲目はなんといいますか・・語弊があるかもしれませんが、「初期Alarmをチョコレート・シロップにさっと浸したような」感覚が味わえます(笑)。2曲目以降はよりパンキッシュな曲や磨けば光る!的な曲が目白押し。ポップでキャッチーなメロディと爽快なギターサウンドが心地良いです。・・・フル・アルバムも出てたのね。↓こちら。

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