Strange Ways
【本日の一枚】
今AOR界で静かなブームとなっている(?)Daniel Andersson絡みの一枚。Daniel Anderssonと言えば、ロサンゼルスのMIで学び、幼少の頃からのヒーロー、David Foster、Jason Scheff (Chicago)や Jimmy Haslip (Yellowjackets)などとレコーディング経験を持つスウェーデン人ギタリスト。彼が本国スウェーデンに戻り制作した作品「Days In LA」が最近、スウェーデンの新興レーベルZink Musicを拠点に出されたことで彼を知った人も多いのではないでしょうか。Toto、Airplayなどと同系列の音のど真ん中をいく彼の音には、魅了される部分が多数あります。かくいう私もその一人なのですが(笑)。
さて、本日紹介のこのアルバム、そのDanielと高校生時代から交流のあるPeter StarefeldtとのDUOアルバムが2002年に発売されていました。その名もDP。(まんまやん)
高校卒業後、2人とも2年ほどセッション・ミュージシャン的修行をしています。Peterはその時以来Tommy Nilsson, Jill Johnson,Frank AdahlといったSwedish AOR/Westcoast系アーティストとともに行動し、一方のDanielはアメリカに渡り、上に書いたような貴重な体験をしています。2002年に入りバンドを2人で作ろうと画策し、できあがったのがこのアルバムということです。
AOR/WestCoast系の音が基本となり、その上にコンテンポラリー・ジャズ的要素が嫌味なく、自然にコーティングされているような上品な仕上がりです。EPということで、たった5曲しかないのですが、Jay Graydon、David Foster、Airplay、Bill Champlin系の音・メロディに弱いあなた。2曲目あたりを聴くと、笑いが止まらなくなりますよ。果たしてフル・アルバム作成というのはあるんでしょうか。ぜひ本人に聞いてみたいところではあります。
◆MYSPACE (Daniel): http://www.myspace.com/daysinla
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