Alfalpha
2011年も今日で終わり。今年は何となくいろんなことに考えをめぐらせている。震災の爪跡はまだ至る所に残っており、今も苦しんでいる方々がたくさんいる。自分の生活が元（のように）に戻ったからといって決して忘れてはならない事実である。特に岩手・宮城沿岸部の方々、福島の方々のことは心にとめ、来年も歩んでいきたいし、周りの方々への感謝を常に意識したい。
さて、音楽関係では、スタートが遅かった割にたくさんの良質音楽に今年も出会えた。 特に70年代関係は充実していて、こんなｱｰﾃｨｽﾄ知らなかった〜という人に数多く会えた。まだまだ勉強不足ということですね。また、再発がで惹かれたものが数的に近年で一番多かったかもしれない。レビューをblogに挙げていないものを何例か出してみると・・・・
◆THE ARCHERS / Fresh Surrender
◆THE ARCHERS / Stand Up!
◆DANNY LONG / She's Here At Last (1971) + 2
◆DANNY LONG / Four Side Of Love (1973)
◆HENRY GAFFNEY / Waiting For A Wind
◆OBATALA / S.T.
◆JOJO / S.T.
◆EXCALIBUR / One Strange Night
◆GERG YODER / Dreamer Of Life (1976)
◆MELISSA MANCHESTER / 雨と唄えば
◆THE KEANE BROTHERS / S.T.
◆THE KEANE BROTHERS / Taking Off
◆KELLY WILLARD / Blame It On The One I Love
◆KELLY WILLARD / Willing Heart
◆JAY GRUSKA / Which One Of Us Is Me
◆BABA YAGA / On The Edge
◆IRA WATSON / Shining Star
◆WOODY SIMMONS / S.T. (1980)
などなど、まあこれはほ〜んの一部。
いまだに聴けてないものを多い中、触手だけは常に伸びているという状態、来年は少し落ち着けたい。
こんな私ですが、来年もひとつよろしくお願いいたします。
【本日の一枚】
その３。
Nick Laird-Clowes関連。
そう、80年代半ばに“Life In Northern Town”のHitで一躍有名になったDream Academyのメンバーというべきか、その前のThe Act （この時代の寵児というか、これもNickが通る必要があった形なのだろう、コステロ＋スミスといった趣のRock/Punk/Power Pop）のメンバーというべきか、Trashmonk（Mona Lisa Overdriveは後追いで聴いたものだ。彼のSolo Project。）のというべきか、判断に迷うところではあるが、ともかくNick関連。
マネージャーがMarc Bolanと同じであり、その縁でT-REXのラスト『Daddy In The Underworld』のバックアップをしたり、死の直前まで続いていたTV SHOW『Marc Bolan Show』にも出演していたらしい。音楽的にはAmericaやCrosby, Stills & Nashを彷彿させるFolk主体の音。SailorやLinda Lewisのサポートとしてツアーしたようだが、結果は得られずという形で歴史の中に埋没している。“Sky Turned Red”とか少し哀愁漂うﾊｰﾓﾆｰが魅力的な“If I Can Get Through Tonight”、個人的一押しでボッサがかった“Spinning Around”なんかは結構いい線いってるんだけど。David HockneyによるStylishなAlbum Coverは魅力的。
久々にDream Academyの１ｓｔを引っ張り出して聴いてみたんだけども、やはり圧倒的に曲が残る。Paul Simonが曲作りを指導したのは、やはりNickの才能の芽に気づいたからなのだろうか。The Actで一緒に活動していたMark GilmourはDavid Gilmourの弟。Dream AcademyのProducerが彼であるのはこんな所の繋がりから。人の繋がりって本当凄いわ。
◆Nick Laird-Clowes' Official Website: http://nicklairdclowes.com/
