Secret Love

【本日の一枚】

CROSSFADE / SECRET LOVE (2011)

Secret Love [CD+DVD Audio]

The red, white and blue :)

7年ぶりのセカンド。スウェーデン
まさかセカンドが出るとは思っていなかった分、喜びも倍増。

今回のアルバムを一聴して思うのは、非常に「作り込まれた」感の強いアルバムということ。
サウンド・プロダクションはもとより、楽曲構成・メロディ・使用楽器など多岐に渡って考え抜かれた末のアルバムという気がしてならない。
どんな楽曲にも必ずフックのあるサビが存在しており、そこに至る絶妙なコードワークに唸ること度々。
ある意味Pop度の高かった前作と比較した場合、この作りこみが邪魔してか、はたまた聴きこみが足りないためか、若干の違和感を感じることも事実であるが、より重みのある「アーバンテイスト」が全編を支配しており、ただの1stの焼き直しに終始していないことは評価に値するだろう。また、Vo.のGoran Edmanの能力がより幅の広い楽曲の中で存分に威力を発揮していることも今回の特徴の一つと言えよう。

オススメは意外なイントロとサビに驚くオープニング#1“A Wonderful Illusion”、ブルージーなテイストがうまく楽曲に溶け込んでいる#2“Secret Love”、Toto的と言えばそれで誰もが頷くであろう#4“Closer To The Fire”、ダイナミックかつメロウなメロディが印象的な#5“Don't Ask Me Why”、ギタートーンもさることながら、ピアノとの連動の仕方や女性Vo.の取り入れ方までこの手の音楽への愛着が滲み出て止まない#8“Seconds And Eons”などか。

昨年のState Cowほどの衝撃はないにしろ、今年度のベスト5には入りそうな好盤かと。

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