Squire For Hire

【本日の一枚】

NATHAN HAINES / Squire For Hire (2003)


FM


ニュージーランド出身の現在、ウエスト・ロンドンで活躍するSmooth Jazz/Adult Contemporary saxophonistの2003年作品。この方面の御大Phil Asherのプロデュース。
ニューヨークへと移り住み、マイルスの作品にも参加していたジョージ・コールマンと活動を共に。その後、ロンドンへ移住。
さて。本作品だが、豪華なゲストがまず目をひく。Marlena ShawRich Medina(詩人)のほか、Damon Albarn(言わずもがな)がSteely Danの“FM”のカヴァーを披露している。
これは2007年リリースの『Maestros of Cool - A Tribute To Steely Dan /Various Artists 』にも収録されている素晴らしいナンバー。私がこの人を知ったのはこの側面から。

また Vanessa Freeman, Mike Patto, Marcus Begg, Shelly Nelsonなどの名も見える。 Nathan とバンドは、リリース後イタリア、ギリシャ、ロシア、イギリスをツアーしたという話。

もともとクラブ・ミュージックにも造詣が深い人らしく、クラブミュージックとしても、またジャズとしても楽しめる要素を備えたクロスオーヴァーな好盤。

Saxがもたらす異国情緒な鋭い感覚が一種独特な空間を作り上げている。



Official Website: http://www.nathanhaines.com/
Myspace: http://www.myspace.com/nathanhaines