Starting Over

【本日の一枚】

KERE BUCHANAN / Starting Over (2009/2011)


It's really happenin'

ヨーロッパ方面では随分騒がれたニューカマー。ニュージーランド出身のドラマー&コンポーザー、プロデューサー の1st Solo。ようやく日本でもリリースされた。

70s〜80sのPopのエッセンスやR&Bのグルーブやsoulのハーモニーをwestcoast風に時にはAOR風に、また時にはフュージョン風にアレンジして一つのかっちりとしたまとまりを作り上げている。とても初アルバムとは思えない充実した作りに感激。

ゲストを曲ごとに集めてさらに練りを入れていくこの手のアルバムにありがちな散漫さがほぼ感じられず、さらに個々の楽曲の粒がしっかりとしており、それぞれが力強い個性を放っている。

タイトル曲のゲスト・ヴォーカルにGeoff Robertson(Robertson Brothers)の名が!この手のFanは非常に少ないと思うし情報も集めにくいのでうれしい情報である。繊細な彼の声は決して特徴のある声ではないが、この手の楽曲にはぴったりであると改めて確信。その他のVocalistも今後チェックが必要と感じさせる実力派揃い。

個人的にはやはり・・・とオススメを挙げようとしたのだが、ほぼ捨て曲なしの総オススメ状態。Randy GoodrumJay Graydon, Bill LaBountyは元よりやはりSteely DanAl JarreauQuincy Jonesやおっと!Fourplay方面の音などもお気に入りであれば間違いなく鉄板な一枚。

◆Reverb Nation: http://www.reverbnation.com/kerebuchanan
Myspace: http://www.myspace.com/522871664
◆Westcoast/AOR Music: http://westcoast-aor.ning.com/profile/KereBuchanan



Kere Buchanan: Starting Over