CHIMÈRES
【本日の一枚】
カナダ人Singerの通算4枚目。全編がフランス語である。
都会的な雰囲気を醸しだすオープニング#1“Souvent Longtemps énormément”から始まるアルバムはAOR Fanにも十分アピールする内容。
時流に合ったコンセプトで音作りをする方らしく、これ以外のアルバムはAORからはそれぞれいろいろなベクトルに距離を置いた感じ。
フランス語とAOR風楽曲との相性は悪い訳がなく、むしろ洗練度が高まっている印象を受ける。しかしながら歌詞の意味がつかめないのが玉に瑕。個人的には#4“Mon ami-e”におけるGr.のカッティングとエレピのコンビネーションに仰け反っている。
あるところにはあるもの。埋れた才能は無尽蔵。