Never Say Goodbye

【本日の一枚】

PATTY CABRERA / S.T. (1991)


Never Say Goodbye

Wordより。California州Riverside出身のCCM singer。両親がキューバプエルトリコの出身ということで彼女自身の音楽性にもヒスパニック的な片鱗が見え隠れする。#2“Get On Back To Love”などはその典型か。
幼少の頃からChristian Musicに親しみ、結婚式や各種イヴェントで歌うようになっていた彼女にはWordが魅かれたDemo Tapeがあるのだが、それがこのアルバムの契約に繋がっている。当時彼女はPacific Union Collegeの大学生であった。
さて、このアルバム1991年の3月にレコーディングされ、English VersionとSpanish Versionが制作された。彼女の大学卒業に伴ってツアーが継続的に行われたが1992年にWordをドロップ。その後彼女の歯に衣を着せない発言などから生じる紆余曲折(People誌における50 Most Beautiful People in the Worldへの選出など)を経てCurbより2nd『Always & Forever』を発売、このアルバムもEnglish VersionとSpanish Versionの2種類を制作している。ここいら辺の年代にJonathan Pierceとのツアーも実現させている。(2002年には『Love Someone Like Me』というアルバムをリリースしている。)
AOR FanにはKenny JamesとのDuetと言う形でBruce Hibbard作の#7“Never Say Goodbye”が収録されていることが一つの「売り」だと思うが、その他、ドラマティックなバラードタイプの#8“Everlasting Love”や#9“Do I Know You”、Gospelの影響の強いアクースティックナンバー#10“Into My Heart”、同じくGospelタッチの#6“The River”における彼女の歌声からは確かな力量を感じられる。
Rebecca St. James, Amy Grantなどの女性CCM singerがお好きなら間違いなく気に入るはず。
さて、現在の状況が見えないのだが・・・。



Patty Cabrera - Uno mas para Cristo