And If Our God Is For US...
【本日の一枚】
Chris Tomlinの新作。前作『Hello Love』はその年の私のBestとも言える出来であった。『Glory In The Highest』というChristmas Songs Of Worshipをはさんでの今回のアルバム、何年にも渡る彼のWorship Leaderとしての働きからの曲が多いとの事。ProduceはEd Cash (Steven Curtis Chapman, Amy Grant, Caedmon’s Call etc.) とDan Muckala (The Afters, MercyMe , Brandon Heath etc.)の二人という安心印。
荘厳な趣きを感じさせるオープニング“Our God”は元々『Passion: Awakening』に収録の曲。OperaticでPopなヴァージョン。Billboard Christian Songs Chartでもお馴染みの曲である。ブリッジに今回のアルバム・タイトルが光る。もう1曲際立った#2“I Will Follow You”はChrisのお得意パターンの一つとも言えるドラマティックに盛り上がりを見せるMid-Tempoの曲。Chrisの過去の楽曲(例えば"Jesus Messiah"、 "Made To Worship" 、"Your Grace Is Enough"など)を彷彿させる。 Jason Ingram とReuben Morganとの共作。既にRadio Chartを賑わせている。以上、2曲をTopに持ってきている所にも彼の熱さが感じられる。
続く#3“I Lift My Hands”はピアノに先導される美しい楽曲。Matt Redman, Jesse Reevesとの共作である#4“Majesty Of Heaven”はこのアルバムにおける一つの山場と言えるだろう。SimpleなWorship Songではあるが、心の奥底にまで染み渡る威力をも備えた魅力的なMelodyは一聴の価値あり。私のお気に入りNo.3である。
同じくMatt Redman, Jesse Reevesとの共作になる#5“No Chains On Me”はChrisのもう一つの音楽的側面を如実に表現しているUpbeatな一曲。これが一番気に入ったという人も多そうである。#6“Lovely”はJason Ingramとの共作。新しいコラボレーション曲にもChris節がしっかりと息づいている所は流石。#7“The Name Of Jesus”の徐々に盛り上がる手法はライブでガッチリと映えそう。リスナーに歌詞を考えさせるようなMelody展開もマル。ちなみに私のお気に入りNo.2である。
#8“All To Us”#9“Faithful”は共にしっとりと落ち着いたWorship Song。アルバム前半とこれらの楽曲に代表される後半の対比も面白い。その後、#10“Jesus My Redeemer”のような緩急のあるPopな楽曲を持ってきていることは彼のセンスの良さなのだろう。ラストの#11“Awakening”はやはり圧巻。この曲も『Passion: Awakening』に収録。私のお気に入りNo.1である。
もはや彼のアルバムにハズレはなさそうである。というか名実共に現代のCCMシーンを牽引するリーダーの一人と考えてよいということなのだろう。11月10日には結婚もし、公私共に順調な彼。見事!!
◆ Website: http://www.christomlin.com/
◆ Myspace: http://www.myspace.com/christomlin
【購入】
○ Wondermints / S.T. (1996)・・・南カリフォルニア出身の4人組による趣味的なデビュー作。ビートルズありビーチ・ボーイズありコステロありと,偉才のエッセンスをうまく昇華した大瀧詠一的サウンド作りは,とりわけオジさんたちをニヤリとさせることだろう。堂々ポップの王道を行く1枚。(CD Journal)聴き込みが必要な一枚。はっとさせられるMelodyセンスは天性のものか、それとも全てが借り物か・・。
○ THE OUTFIELD / ANY TIME NOW (2006)・・・1985年デビューのイギリスのバンド。年季を感じさせる曲調は評価したいが・・。まあソツのない一枚ということで。私は結構好きですよ、こういうBGM的ROCKも。
○ DEAR DIARY / S.T. (1992/2010)・・・EONIANより。Warrantあたりが好きな人にはオススメできるかなあ。もちろんB級。
などなど