And If Our God Is For US...

【本日の一枚】

CHRIS TOMLIN / AND IF OUR GOD IS FOR US (2010)

& If Our God Is for Us

Expectation

 Chris Tomlinの新作。前作『Hello Love』はその年の私のBestとも言える出来であった。『Glory In The Highest』というChristmas Songs Of Worshipをはさんでの今回のアルバム、何年にも渡る彼のWorship Leaderとしての働きからの曲が多いとの事。ProduceはEd Cash (Steven Curtis Chapman, Amy Grant, Caedmon’s Call etc.) とDan Muckala (The Afters, MercyMe , Brandon Heath etc.)の二人という安心印。

荘厳な趣きを感じさせるオープニング“Our God”は元々『Passion: Awakening』に収録の曲。OperaticでPopなヴァージョン。Billboard Christian Songs Chartでもお馴染みの曲である。ブリッジに今回のアルバム・タイトルが光る。もう1曲際立った#2“I Will Follow You”はChrisのお得意パターンの一つとも言えるドラマティックに盛り上がりを見せるMid-Tempoの曲。Chrisの過去の楽曲(例えば"Jesus Messiah"、 "Made To Worship" 、"Your Grace Is Enough"など)を彷彿させる。 Jason Ingram とReuben Morganとの共作。既にRadio Chartを賑わせている。以上、2曲をTopに持ってきている所にも彼の熱さが感じられる。

続く#3“I Lift My Hands”はピアノに先導される美しい楽曲。Matt Redman, Jesse Reevesとの共作である#4“Majesty Of Heaven”はこのアルバムにおける一つの山場と言えるだろう。SimpleなWorship Songではあるが、心の奥底にまで染み渡る威力をも備えた魅力的なMelodyは一聴の価値あり。私のお気に入りNo.3である。

同じくMatt Redman, Jesse Reevesとの共作になる#5“No Chains On Me”はChrisのもう一つの音楽的側面を如実に表現しているUpbeatな一曲。これが一番気に入ったという人も多そうである。#6“Lovely”はJason Ingramとの共作。新しいコラボレーション曲にもChris節がしっかりと息づいている所は流石。#7“The Name Of Jesus”の徐々に盛り上がる手法はライブでガッチリと映えそう。リスナーに歌詞を考えさせるようなMelody展開もマル。ちなみに私のお気に入りNo.2である。

#8“All To Us”#9“Faithful”は共にしっとりと落ち着いたWorship Song。アルバム前半とこれらの楽曲に代表される後半の対比も面白い。その後、#10“Jesus My Redeemer”のような緩急のあるPopな楽曲を持ってきていることは彼のセンスの良さなのだろう。ラストの#11“Awakening”はやはり圧巻。この曲も『Passion: Awakening』に収録。私のお気に入りNo.1である。

もはや彼のアルバムにハズレはなさそうである。というか名実共に現代のCCMシーンを牽引するリーダーの一人と考えてよいということなのだろう。11月10日には結婚もし、公私共に順調な彼。見事!!

Website: http://www.christomlin.com/
Myspace: http://www.myspace.com/christomlin

Chris Tomlin - Our God


Chris Tomlin Awakening W/ Lyrics


Chris Tomlin - No Chains on Me


Chris Tomlin - The Name of Jesus :


Chris Tomlin - Majesty of Heaven

【購入】

Wondermints / S.T. (1996)・・・南カリフォルニア出身の4人組による趣味的なデビュー作。ビートルズありビーチ・ボーイズありコステロありと,偉才のエッセンスをうまく昇華した大瀧詠一サウンド作りは,とりわけオジさんたちをニヤリとさせることだろう。堂々ポップの王道を行く1枚。(CD Journal)聴き込みが必要な一枚。はっとさせられるMelodyセンスは天性のものか、それとも全てが借り物か・・。
THE OUTFIELD / ANY TIME NOW (2006)・・・1985年デビューのイギリスのバンド。年季を感じさせる曲調は評価したいが・・。まあソツのない一枚ということで。私は結構好きですよ、こういうBGM的ROCKも。
DEAR DIARY / S.T. (1992/2010)・・・EONIANより。Warrantあたりが好きな人にはオススメできるかなあ。もちろんB級。
などなど