Endless Summer

【本日の一枚】

THE L.A. COWBOYS / ENDLESS SUMMER (1993)


Something In My Heart

James Studer(ex-飯島真理の旦那さん)と Wayne Nelson(ex- Little River Band bass player)のプロジェクトの唯一の作品。
半分が90年代さかんに行われた邦楽の英語歌詞&アレンジ・ヴァージョン、半分がオリジナルという構成。
当時はちょうどAORから少し距離を置いていた時期だったので全くノーチェックだったのだが、どうやら98年にドイツのAOR HEAVENが1000枚限定でリイシューされているようだ。さらに今年1000枚限定での再々リリースをしている。Chris Lyne (SOUL DOCTOR)のリマスターにより音質が向上しているという噂だが・・。私のものはオリジナルの日本盤なので未確認。
参加ミュージシャンも豪華。Michael Thompson, Buzzy Feiten, Charlic Johnson, Thom Rotella, Tris Imboden, Chris Fraizer, Mick Fleetwood, Michael Paulo, Arno Lucas, George Hawkins Jr., Richard Bryant, Mari Studer, Joseph Williamsというラインナップ。
意外なアレンジと歌詞が耳を打つオープニング“Woman”(アン・ルイス)や続く“Endless Summer”(1986オメガトライブ)の絶妙な歌詞ワーク(特にサビの歌詞の作り方は凄い)、多大な才能を持ちながら今ひとつ評価の薄いEPOの“2人のメロディー”などのカヴァーワークも本作の聴き所であるが、James StuberとWayne Nelson作のオリジナルもAORど真ん中。中盤の曲の配置も見事である。また大島ミチルNHKの『あすか』とか映画『武士の家計簿』とか・・)とMichael Mclean作のドラマチックなラスト“明日へ吹く風(Something In My Heart)”Joseph Williamsには白旗。
まさに埋れた名盤・・・って呼んでもいいクオリティ。

L.A. COWBOYS - ENDLESS SUMMER


The L.A. Cowboys - Aubree's Melody


【到着&購入】


TROY NEWMAN / It’s Like This (1995)・・・オーストラリアのSSWの2nd。1stに負けず劣らずの爽やかさ。大陸的な広がりが感じられる好盤。
SINCLAIR / Au Mépris du Danger (1995)・・・フランスのジャミロクワイなんていう名誉なのかどうなのか分からない称号をいただいている彼。私のような門外漢/初心者にの耳にはやさしい音。
PEACEMAKER / PANORAMA (2005)・・・タイのSSW。甘く切ないメロディがほぼ全編を占める。バラード好きにはオススメできる。
MR. BIG / What If… (2010)・・・オリジナル再結成での新譜。思っていた以上の出来にびっくり。Produceを担当したケヴィン・シャーリーの手腕が功を奏したのか。毒を吐くという意味(良い意味合いにおいて)では若干弱さを感じるが、トータルバランスに優れ、再結成第1作目であることを考えると及第点以上の作品ではないか。特にEric Martinの更なる成長には驚き。
Duncan Sheik / Humming (1998)・・・Beach Boys、Smiths、Blue Nileなどが好きだった10代を過ごしたというSSW。Shawn Colvin、Jars of Clayなどとのツアーを経ての2nd。いろんな可能性を感じさせる一枚。良いArtist。
OPTIMYSTICAL / Distant Encounter (2009)・・・Avenue Of Alliesより。80sMelodic Hard Rock好きには堪らない音。プロダクションの面で若干劣るし、技術的にもまだまだというところが多々見え隠れしているが、B級であるという括りをしてしまえば名盤に早変わり(笑)。今後に期待か。

などなど