A Matter Of Time

【本日の一枚】

Torkil Mørkøre / A Matter Of Time (2001)


Without Wings

01年。デンマーク領のフェロー諸島出身のCCM系SSWの2001年作品。
これぞCCM!という感じのライトメロウな楽曲がとにかく耳を惹く。

その何曲かはCruisin’ さん曰く「・・・Chris ChristianDavid Martinの様な70年代後期から80年代初頭にかけてのCCM/AORを想わせるライトメロウな癒し系チューン・・」納得。要するにJeremy Dalton関連の音に近いかと。となるとSteve Archerの2ndなんかがお気に入りの人にもツボでは?(声質はさておき)

その他、日本人の琴線に触れやすいコード進行や時折垣間見せるR&B/BLUESの要素もほわっとした(これが大事)温かさで包み込み、それらが渾然一体になったような全10曲のクオリティはかなり高い。

アレンジに関しては、なんだかJ-POPの名曲をAOR化させて海外の著名人が歌ってるという感じがしないでもない(笑)。もちろん良い意味でということだが。

完全にレア化する前にGETしたほうがよいアイテム。

フェロー諸島というと、Jens Marni の『The Right Way』が結構お気に入りだったが、何故あんな小さな所にこんなに多く素晴らしいアーティストがいるんだろう?ちなみにONIONTREEというバンドに現在注目している。ヘヴィーな側面とメロウな側面がうまく共存しているPop/Rock Band


【到着&購入】




Rod Kinny: Higher Self

Cajsa Stina Åkerström / Klädd för att gå (1996)・・・Fred Åkerström の娘であるSweden人SSWの2nd。Fra Lippo Lippiの85年『Songs』やMauro Scoccoの91年『Dr Doctor Dagbok』のプロデュースなどで知られるKaj Erixonのプロデュース。落ち着いていてさっぱりしたオーガニックなFolk/Popが堪能できる。参考までに↓
Myspace: http://www.myspace.com/cajsastina

ITOIZ / …EREMUKO DUNEN ATZETIK DABIL (1987)・・・スペイン・バスク地方を代表するポップ・プログレ・バンドの87年作。09年にリマスター再発されているが、なんとオリジナルが250円で落ちていたので救出。'87年12月Pais Vasco:Pariseko "Le Voyageur Mobile" studioarekin公演を収録、'85年作『ESPALOIAN』/'87年作『AMBULANCE』収録曲を中心に未発表曲'Desolatio''Non Podo Mais'や'Marilyn: sagardotegia eta jazzmana''Ezakielen Prophezia'等の初期/中期楽曲も披露。やはり初期が最高。
Shawn Colvin / a few small repairs (1996)・・・4枚目。離婚についてのコンセプト・アルバム。タイトルはオープニングの“Sunny Came Home”の歌詞から取られている。過去から逃れるために自分の家に火をつけたSunnyという女性の話。ジャケットもマッチを持っているんでこの人がSunnyなんでしょう。歌詞と共にじゃないと良さが半減するアルバム。
Dave Stewart and the Spiritual Cowboys / S.T. (1990)・・・元ユーリズミックスデイヴ・スチュワートのソロ作。
GOODBYE THRILL / KEEPSAKES (2010)・・・購入を悩んだが、MARC FERREIRAのファンということで結局決断。が、ちょいと物足りなさも。クオリティが低い訳ではなく、これはこれで良しなのだが、もっと違う側面も見せて欲しかったというのが率直な感想。
REGIN / WRITING YOU A SONG (1997)・・・こちらもデンマーク領のフェロー諸島出身のCCM系SSW。元TOTOのデヴィッド・ハンゲイトやトム・ヘンビー、マーク・ドゥティットなど豪華なミュージシャンを迎え、80年代のメロウなウェストコースト系AORサウンドを聴かせてくれる。レア化必至の強力アイテム。Cruisin’さんより。
Wheels Of Fire / HOLLYWOOD ROCKS (2010)・・・AVENUE OF ALLIESより。イタリア人ミュージシャン、Dave Rox率いるメロディアス・ハード・ロック/AORプロジェクトの1stアルバム。その名が示すとおり、『アメリカナイズされた』正統派ハードロック。こういうある種『バカっぽい』音もいい。Danger Dangerなんかを彷彿させる元気の良さ。Cruisin’さんより。
ONE WAY / Wrap Your Body (1985)・・・・世界初CD化。Cruisin’さんより。
Rod Kinny / Higher Self (2010)・・・ちょうどMyspaceでお知りあいになったばかりの頃にCruisin’さんよりご連絡をいただき、購入。Toto, Steely Dan, Genesis, Todd Rundgren, Al Stewartの影響下にあるJazz/Soulエッセンスを散りばめたウェストコースト・サウンドの秀作。
Keith Gorden / A Place In Time (1997/2010)・・・久々のRETROSPECT盤購入。Cruisin’さんのオススメより。5曲しかないが、うち3曲は「Rocky 4」用の楽曲で使用されなかったものだとか。曲によって様々ではあるが、Chicago, John Parr, Vince Di Cola, Stan Bushなどを想起させる80s Westcoast/AOR Sound。
FREE SOUL. The classic of DONNY HATHAWAY (Comp.)(2000)
Messenger / The New Has Come (1976/2003)・・・CCM系AORの名盤1st。ラテン、ソウル、ジャズ調など、クリスチャン・ミュージックとは思えない多彩な演奏が魅力的。
Messenger / Bringin’ The Messsage (1978/2003)・・・ファンキーで、ジャジーで、メロウな、CCM系AOR。ソウルフルなリック・リソーのヴォーカルに代表される1970年代後半にマニアを唸らせた、メッセンジャーの2nd
Bobby Caldwell / Songs For Lovers Only – Vol.1 (2010)・・・10月に来日が決定している彼のBEST盤。『The Consummate Caldwell』と同じBig Deal Records。Bobbyは知ってるんでしょうか?

などなど