Grand Opening

4月に入ったので・・。誕生日おめでとう!

【本日の一枚】

Andrus Blackwood & Co. / Grand Opening (1977)


So Many Questions

AOR本などにも取り上げられたりの結構(かなり)メジャーな、でも忘れがちな一枚。

1976年にThe Imperialsを脱退したTerry BlackwoodとSherman Andrusが一年後に発表したデビュー作がこれ。70sのEasy contemporary Christian musicの典型的なパターンが堪能できる。

Bruce Hibbard作の曲が3曲収録されていることも、このアルバムが有名なのに一役買っているのだろう。#3“All That I Want To Be”はBruce Versionよりも幾分スローでレイドバックしたような作り。#7“So Many Questions”はややさらっとした印象のBruce Versionに比べるとじっくりと歌い上げられている。しかし、このメロディの良さは何なんでしょうねえ、一体。#8“Rescue Me”は曲の持つDisco感覚を十分に活かしたアレンジでライブで映える一曲。

その他、アクースティックギターと美しいコーラスが印象的なプロデューサーのPhil Johnson作のフォーキー・メロウな#2“Never Be”、60s的なメロディが心ときめかせる爽やかPop の#5(C. Coltrane作)“Oh What A Day”、ライト感覚なグルーヴが心地良く、ストリングスとの相性もピッタリなブリッジとサビが良く練られた#6(Tim Sheppard作)“You Are My Everything”、美しいバラードであり、ラストにぴったりな#10(Phil Johnson作)“Steve”などほとんど捨て曲なしの名盤。

1981年発表の『Soldier Of The Night』(タイトル曲がCCM Chartで史上初めて6ヶ月連続No.1に。カッチリとまとまったCCM作品というイメージ。)、そして1982年発表の『Step Out Of The Light』(これが個人的には最高傑作。80sのBible College生徒なら好んで聴いたであろうリラックスした散漫さ(良い意味で)が魅力。タイトル曲“Step Out Of The Night”はなんとRandy GoodrumとプロデューサーであるPhil Johnsonの共作。あまりにも美しい#5“Without Love”は必聴のこと。#9“More Like You”はHadley HockensmithとBruce Hibbardの名作『Never Turnin’ Back』コンビの作。Bruceらしさが存分に発揮された佳曲。ラストのキラー・メロウ・グルーブ#10“Shine(If You Care)”は理想的な展開を持つこれまた必聴曲。その他も捨て曲なし!)もオススメ。

Andrus, Blackwood & Co: Grand Opening
Andrus, Blackwood & Co: Step Out Of The Night
Andrus, Blackwood & Co: Soldier Of The Light
Andrus, Blackwood & Co: LIVE

※全てCD-R 盤です。

Andrus, Blackwood & Co, "The Captain & Me"

【到着&購入】

Vashti Bunyan / Just Another Diamond Day・・・伝説の歌姫ヴァシュティ・バニヤンの神秘的な妖精のごとき歌声が響きわたる、1970年発表のデビュー作。ブリティッシュ・フォーク/トラッド屈指の名作として名高い1枚。(CD Journal)ジャケ写真と声に癒されます。
○Marine Girls / Lazy Ways Beach Party・・・EBTGのトレイシーのボーカルで最も初期に聞くことが出来るもの。カップリング。まあそれだけ・・かな。
○Toni Childs / Union ・・・とあるレビューに踊らされての購入だったのだが・・・嘘つき!決して悪くはないんだけど、全貌を把握するのに時間がかかりそうな奥の深そう〜な作品。

など