New York Voices
つかの間の休日。
忙しさを理由にして、購入したまま読んでいなかった三崎亜記『刻まれない明日』読了。
単純にまとめた感はあるが、爽やかな読後感が全てを吹き飛ばした。率直に良かった。
彼の評価は私の中でまたも確実にアップ。
【本日の一枚】
1987年結成、GRPよりリリースされた彼らの1st。
ルーツをJazzに持つ彼らの音楽性はそれだけに留まらず、しばしばBrazilian, R & B, classical, そしてpop までを詰め込み、高みに上げている。
都会的で奥深い小洒落たヴォーカルハーモニーの掛け合いや時折みせるジャジーかつ広く受け入れ易そうな(!)幅広い展開のアレンジに耳が惹かれる。
オススメはホーンセクションを効果的に使ったオープニングの#1“National Amnesia”、大胆なアレンジが賛否両論を引き起こしそうな#2“Caravan”、ヘッドホンで聴くことをお勧めする絶妙ハーモニーの炸裂する#4“Dare The Moon”、快活なリズムに乗る心地良い清風のように爽やかなメロディが印象的な#5“Now Or Never”、曲間のキーボードがさらに魅力を高めるメロウ&スムースな#6“Who Knows?”などか。
立ち位置的にマンハッタン・トランスファーあたりと比較されるようだが、器用さ・アレンジの幅の広さでは上を行くのでは?
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