Now Playing

忙しさに負けています。。。。
再来週からのフランス出張に加えて年度末の恒例の忙しさ。とどめは帰国してからのもう一つのビッグ・イヴェント。。。ストレスには感じない内容なのが唯一の救いだが、こんなんでいいのか、俺。。。とは思う。
就寝時に世界のリゾートホテルなんて本読んでいる場合じゃないけど、魅かれるなあ『ナチュロパシー』。

【本日の一枚】

Juris / Now Playing (2010)


I Don’t Want To Fall

M.Y.M.Pの片方の女性のSoloデビュー作。M.Y.M.P.はどうやら解散したよう。(M.Y.M.P.自体は新しい女性Vo.を入れて再出発という話も)解散の理由については多くは語ってはいないが、個人的・グループとしての『違い』であると話している。当初から進行していたJurisのSolo Projectには片割れのChin Alcantaraも3曲のプロデュースという形で関わっていたようだが、今回のアルバムではクレジットを確認できないので、おそらく全く違う楽曲が何曲かお蔵入りしているのかも。(Thanks Listにも名前がないとは・・よほどこじれた理由なのか?)

さて、このアルバムの第一印象は、「この人、こんなに魅力的だっけ?」

M.Y.M.P.のアルバムは個人的には正直「地味」な印象しか持ちえておらず、彼女の声質にも注目することはなかった。もちろんアクースティック主体の音楽性には十分魅力を感じたし、楽曲のクオリティにも満足していた。しかし、このアルバムで聴ける彼女の声はまるで何かから開放されたような瑞々しさを保った爽やかなそれ。彼女自身作も含めた全書下ろしのアルバム。今まで感じたこともない彼女の魅力がぎっしりと詰まっている。

ソングライティングにはMr.CことRyan Cayabyabの他、Gary Valenciano、Junji Marcelo、Top Suzara、Jimmy Antiporda、Duncan Ramos、Aiza Seguerraの作品が並ぶ。その中でAiza Seguerraとは3月にもう一人Princessと一緒に3人でコンサートを開催する予定らしい。それがSoloとしての初のメジャー・ギグとなるよう。

#1“I Don’t Want To Fall”がシングルになるようだが、バラードからドリーミーなポップまで変幻自在の彼女の声とその表現力は一聴の価値あり。なお、2曲あるBonus Trackのうちの1曲#14“I Love You Goodbye”はDiane Warren作。

しかし、このジャケの大きさ・・・何とかならんかねえ、OPM。(笑)(今回アップした画像と私が実際に手にしているジャケは違いますのであしからず。)(こんな感じ↓)

◆Web Site: http://www.juris.com.ph/

Nariyan Ka (May Bukas Pa) by Juris Fernandez

#13(Bonus Trackの1曲)に収録

【到着&購入】


○JAY R / OPM LOVE CLASSICS・・・フィリピンを代表するソウルシンガー、Jay Rの新作。フルタガログソング。#5でのNinaとのデュエットはまさにこのアルバムのハイライトではないか。
○Jennylyn Mercado / Love is…・・・GMAの人気シンガー、女優のJennylyn MercadoがViva recordsからのニューアルバム。フィリピンで人気の高い楽曲を中心に全12曲。
○Richard Reynoso / Remember Me・・・何とあのTubeまでがカヴァーされているとは驚き。タガログ語と英語が半々の歌詞。92年。
○Le Mans / S.T.・・・90年代ギター・ポップ〜ボサ・ノヴァ・ポップの名盤ル・マンの1st。リマスター、デジ・パック(歌詞とライナー付き)仕様でのリ・イシュー盤。
Whirlpool Guest House / Rough Digs・・・1980年代後期から1990年代初期にかけて活動した4人組。男女のツイン・ボーカルが特徴。The Hepburnsなんかを彷彿させるかも。
○Friends / Single Friends他・・・今回これをレーベルのSummer Houseに注文したところ、メンバーのWilliamさんからメールが!1st、2ndに加えてこのアルバムも紙ジャケで日本で再発されるとの情報をいただき、とりあえずこれは発注。手作り感満載の手書きの封筒で到着。当然1stと2ndは紙ジャケにて注文。Web特典ということで到着したCDにはでかい写真とピンバッチが。こういう特典って久しぶりかも。
○Gail Swanson / Simple Truth・・・ハワイのSSW。Doobie BrothersのPat Simmonsが何曲かプロデュース。その他の参加ゲストはJohn McFee, Michael McDonald, James “Hutch” Hutchinson (bass player for Bonnie Raitt), John Cruz, そして Willie Nelson。一発で彼と分かる声と彼女の声の相性の良さに驚き。Willieのアルバムにも収録予定だとか。彼女のHPで購入したのだが、発送方法にはもう少し気を使って欲しいな、と。アルバムの出来が最高なだけに。
○Working Week / Compañeros・・・元WeekendにてAFRO CELT SOUND SYSTEM そしてACID JAZZレーベルの創始者であるサイモン・ブース(エマーソン)在籍のバンドの2nd。WorkshyとStyle Councilの中間をいくような音。とっても好み。
○Shango / S.T.・・・トロピカル・ムード満載。夏にまた聴こう。
○The Difference / Groundswell ・・・91年。アメリカのコレクターから譲ってもらったものだが、非常に説明しにくい音楽性。WestcoastともRoots Rockともはたまた部分的にAORともジャズともプログレ的ともとれるような展開もあり。おもしろい。Drumなどの担当のTommy Campbellってあの日本に移住したTommy Campbell??写真が若すぎて判別不能。誰か教えてください。
○Ephemera / Balloons And Champagne・・・Norwayの3人組。あのKings Of Convenienceと同じ街の出身とのこと。ボサノヴァやジャズのエッセンスを汲んだ透明感溢れるアクースティック主体の砂糖菓子のようにフラジールでスイートな3rd。

などなど。