Forum
【本日の一枚】
以前紹介したPseudo Echoのメンバーを含むバンドのデビュー作にして唯一のフルレンス。甘いヴォーカルがアイドル・グループっぽい雰囲気を漂わせてはいるがハズレなしの楽曲のクオリティの高さでそれをカヴァー。ぎりぎりのラインで素晴らしいアルバムに仕上がっている。
フックの効いたメロディラインは素晴らしいコーラス・ラインと絡み合い爆発力の高い極上のPop/Rockとなっている。爽やかさと切なさが同居しながら華麗に展開する楽曲は、全曲オススメできるも現在は入手困難/高価な一枚か。（私はラッキーにもオーストラリア人のコレクターからかなり安価で入手）。
1996年にオリジナルを組んだらしい（名前はVertigo）。その後名前を変え、Singerも変えアメリカのチャート進出を目論んだらしいが、Singleの2曲はいずれも不発。アルバム発表年の後半にレーベルを切られ、Vo.のChristian Argentiは脱退。Christianはその後セッション・ヴォーカリスト/ソングライター,Sport Radio Stationのホストとして活躍中のよう。
【到着】
○Champagne Riot / Paris And I ・・・7inch（２曲）とCD（4曲）のセット。デンマーク生まれCasparによる一人ユニット。NORTHERN PORTRAITとも交流があるそう。影響を受けた音楽としてSAINT ETIENNE『GOOD HUMOR』〜MILES DAVIS『BIRTH OF THE COOL』〜GO-BETWEENS THE『16 LOVERS LANE』〜BLUR『MODERN LIFE IS RUBBISH』〜BELLE AND SEBASTIAN『IF YOU’RE FEELING SINISTER』といったアルバムが挙げられている。良い意味で小奇麗なインディ・ポップ。7inchの音源はメール（コードがついてくる）を送るとmp3でもらえる。（Apple Crumble Recordsさんより）
○Indie Tracks – An Indie Pop Compilation 2009・・・今年で3度目となるイングランド中部MIDLANDSにて行われるインディ・フェスのコンピレーション。FRIENDSの爽やかな名曲「YOU’LL NEVER SEE THAT SUMMERTIME AGAIN」を皮切りに、エレファント・レーベル所属SPEEDMARKET AVENUE〜FITNESS FOREVER〜COOPER〜LA CASA AZUL〜THE SCHOOL〜NICK GARRIE〜SINGLE〜COLA JET SET、香港出身ロンドン在住Edine嬢によるTHE MARSHMALLOW KISSES、WEE POP!レーベル所属LITTLE MY〜ONE HAPPY ISLAND、イタリアのLE MAN AVEC LES LUNETTES、ドイツMARSH-MARIGOLDレーベル所属ALASKA、人気のNORTHERN PORTRAITやWAKE THE PRESIDENT、目玉はMIGHTY MIGHTY1988年作の未発表音源。2CDで各22トラックずつ収録されていいます。レベルも音も音質もいろいろ。楽しく聴けました。（Apple Crumble Recordsさんより）
○Iron And Wine / Around The Well・・・2009年。とあるBlogで知りえたバンド。Sub Popだったのね。人気の高かったものの未CD化の楽曲や映画のサントラなどを収録した２枚組。こういう飾り気のない音って飽きがこなくてよい。
○From α / First Fruits・・・作曲家You-Juさんが80ｓオメガ・サウンド、トライアングル・サウンドの復活を目指して結成したユニット。夏のドライブのお供に良さそうです。購入はこちらより。
○Joāo Gilberto / Chega De Saudage・・・ジョアン・ジルベルトの入手困難な初期オデオン3部作より、遂にファースト・アルバムが単体での初CD化！最初のボサノヴァ・アルバムとして知られる1959年リリースの『Chega de Saudade』に、同年録音、1962年リリースの映画『黒いオルフェ』のジョアンが歌った挿入歌を収録したレアなEP『Joao Gilberto Cantando As Musicas Do Film Orfeo Do Carnaval』より3曲（サントラ盤には未収）、ジョアン関連楽曲を他アーティストが演奏した9曲の合計12曲を追加収録。（Tower Records）
などなど。
