Nella notte un volo

決めた!来週は海に行く。ドライブだろうけど・・。どなたかご一緒しません?

【本日の一枚】

Rossana Casale / Nella notte un volo (1996)

Nella Notte un Volo

Jazz in Me

ニューヨーク生まれで米・伊のハーフ。83年にPFMのフラヴィオ・プレモーリのプロデュースでデビュー、すでにベテランの域に達している彼女ですが、ジャンル分けなど必要ないと言わんばかりの説得力ある歌唱を響かせています。ただ、もともとJazzに対する造詣が深かったようで(父親の影響が大きいとか)、Pop SingerというよりかなりどちらかというとJazz Singerという要素が強く、現在では完全にJazz Singerとして活躍しているようです。93年にCGDに移籍、96年に本作をリリースしています。

アクースティック・ベースであり、その上に浮遊感溢れるかわいらしい声が乗るというのが基本形。しっとりと艶のある#1“ONDE”で私は彼女の虜となりました。

その他アーバン・ボッサ・スタイルの#2“FRAGILE”、ジャジーAORと呼んでも差し支えないのでは?というくらいメロディがAOR的に秀逸なスローナンバーのタイトルトラック#3“NELLA NOTTE UN VOLO”、ピアノとフレットレスベースのコンビネーションが完璧であり、メロディのコード進行にも一捻り感じられる#4“ARTURO”、ホーンセクションのアクセントがこれまたAOR的な心地良いグルーブ感の#8“LOLA E I MOVIMENTI MINIMI”、もはや『ジャジー』な域を超えた感のある#9“IL SUOMO NEL VENTO”などほぼ全ての楽曲がオススメ。

MICHAEL FRANKS好きはもちろんのこと、MARK WINKLERやはたまた前に紹介したPeter GetzやMarilyn Scottのようなアプローチが好きな人にもオススメできそうです。

GLI AMORI DIVERSI-Rossana Casale & Grazia Di Michele(1993)

◆HP: http://www.rossanacasale.it
MYSPACE: http://www.myspace.com/roxycasale

【到着】 
○Teri DeSario with Joey Carbone & Richie Zito / Overnight Success at Broadway・・・Pre-orderしての購入。私の洋楽人生の始まり時期に繰りかえし聴いていた一品。今はクレジットを見ても楽しめる知識があるが、当時はそんなものは微塵もなく、ただただ音を楽しんだものである。記念碑的一枚。再発感謝。

◆Fast Forward / Living In Fiction・・プロデューサーとして有名なBruce Fairbairnが在籍していたバンド。参加ミュージシャンにはJim VallanceやBeau Hill、Mick JonesやLou Grammなんかの名前が見えます。作曲クレジットにはBryan Adamsの名前も。資料的価値の高いアルバムですね。
◆Kelly Groucutt / Kelly・・・楽しめました!元ELOのBs/VoのSolo。随所に見え隠れするELO的展開から彼の才能とELOへの貢献度が窺えます。オススメ!
◆Sad Café / Olé・・・大穴的なヒネリポップの名盤。こういう再発は大賛成ですね。
◆Rey Valera / Maging Sino Ka Man ・・・OPM。“Pangako(Promise)”の作者。ロマンティックなメロディの波。ちょっとくどいと感じる時もあり(笑)。
◆BLVD. / S.T. ・・・発売当時は狂喜乱舞したこの音も今の私にはあまり響かないのはなぜ?メロハーファンにはうってつけの音だとは思うのですが。。。一般的には強烈にオススメできる一品。

上記5点はCruisin Musicさんで購入可能です。

Daughtry / Leave This Town・・・“more gritty sound”という言葉に偽りはなく、Nickelbackの Chad Kroegerや元The Click FiveのEric Dillなどとの共作曲“No Surprise”を始め、骨太になった楽曲に魅力を感じるかどうかがポイントのよう。よりバンドとしての「絆」をメインに据えたことで「アイデンティティー」の部分で弱まったように思えるのは私だけでしょうかね。
○Takehito Ida / Cry・・・忘れたころにやってきた日本人AORシンガーのミニ・アルバム。なぜに注文から2ヶ月もかかったんでしょう??内容的には満足。爽やかな日本人好みのするAORサウンドが堪能できます。







などなど