Night Music

【本日の一枚】Cecilio & Kapono / Night Music (1977)

ナイト・ミュージック(紙ジャケット仕様)

この季節になると無性に聴きたくなるのがセシリオ&カポノの“Night Music”。私のような30代後半〜40代後半の方にはお馴染みのハワイベースのDUOですね。1972年に結成されるまで互いにソロ活動を行っていたカリフォルニア出身でメキシコ人のセシリオ・ロドリゲスとハワイ生まれのヘンリー・カポノの2名がその正体なのですが、最近は2003年に30周年記念のリユニオン、それだけではなく、毎年ツアーも行い、日本にもここ数年は連続で来ていますね。今年は35周年に当たると言う事で、またぜひ日本に来て欲しい!と思うんですが、現在のところ日本ツアーに関しては未定のようですね。(下参照)そんな彼らの77年のアルバム。バージョンによっては2曲目に入っているのもあるそうですが(私は未確認)、1曲目の“Night Music”、これで決まりでしょう。この曲、調べるまでは、あのKim and DaveのDave Ellingsonが作者とは知りませんでした。ジャケット写真とは裏腹に(笑)、夕暮れ時の地平線がよく映えそうな爽やかな風を感じられます。どっぷりとウェスト・コーストという訳でもなく、ハワイの匂いが強く溢れるでもない、この適度感が様々なジャンルの愛好家を今も魅了してやまない原因の一つなんでしょうね。それにプラスしてのNick DeCaroのストリングス・アレンジの妙技があるとなれば、名曲完成!とならない訳がない。ちなみにプロデューサーのBruce BotnickとNickの出会いがBen Sidranの71年のアルバムというから、“Feel Your Groove”でしょうか? チェックしてみるとBoz Scaggs やCharlie Wattsと一緒にありました、お二人の名が!そのほか、このアルバムを事の外有名にしているのが、Bozの“We’re All Alone”のカヴァーでしょう。ちょっと変わった、原曲よりもテンポが速いアレンジは彼らの声にマッチしていますし、アルバムの流れにも合っていますね。Bozのヴァージョンとはうって変わった「色」を感じることができますよ。何はともあれ、カラパナなんかと一緒に聴いていたい一品です。


・・・We're All Aloneです。

セシリオ&カポノ(紙ジャケット仕様)エルア(紙ジャケット仕様)

◆HP: http://www.cnk35.com/
"STAY TUNED FOR more hawaii AND JAPAN TOUR DATES!"・・・HPにはこのような言葉が・・。35周年ですしねえ。

【追記】
前回のACTのBengtさんより次のようなメッセージが帰ってきました。
Nice to hear from a fan, but I..m afraid the band is history :-( I will be working whith(ママ) some new singers so tune in during this fall for more news and more music!

Yours, Bengt

別の形での彼の生み出す良質の音楽を楽しみに待ちましょう!

【到着】

Any Time Now

◆The Outfield / Any Time Now
◆China / The Very Best Of China ・・・3曲の新曲入り。
◆From The Inside / Visions・・・前作同様、今回も安定したメロディック・ハードを聴かせてくれます。安心印の一枚というところか。
などなど。