grace

 何とも忙しい。しかしながらやる気も出ない。末期的な状況ですね。おまけに体調も芳しくない。こうやってつらつらと書いていると、ネガティブなことがボンボンと出てくる。よくない傾向ですね。思えば昨年の今月でした。病気になってしまったのも。奇跡的な回復力を見せたのも年末までで、後は蟻さんが地面を歩くが如くの回復。(それでも普通の人よりはかなりはやいとのことだが)今月は体調管理に気をつけようと再び心に誓うoracchiでありました。(あっ、蟻さんは足が早いか・・??ま、どうでもいいですが。)
 といったところで、気分転換用にこれをば一つ。

【本日の一枚】emilh / grace (2000)
EMILH: grace
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スウェーデンAOR/CCM シンガーの2000年のアルバム。ジャケットが表しているような淡い水色の風景が眼前に広がるような爽快さを秘めたアルバム。

 爽やかさで満ちている、CCMではよく聴かれるややダンサブルな曲調の“visitor”、“grace”、“god can”には、彼のハイトーンが気持ちよく乗っていますし、一転してウエストコーストサウンドを想起させるしっとりとしているんだけどもソフトな後味を残す“for the rest of my life”、アクースティックな味付けが見事な”I don’t care”では、優しく語りかけるような歌唱が印象的です。凄くうまいなあという訳ではなさそうなんだけど、しつこくない分余計にBGMとしてのAORに収まらないインパクトを感じます。ラストの“every minute”は、そんな彼の今回のこのアルバムにおける集大成という感じで、持ち味の全てが詰まっているような、そんな印象を受けました。
(ちなみにemilh本人のお気に入りは“I don’t care”と“grace”のようです。)

 アメリカのAORとはちょっと異なる独特の透明感、それに包まれたウエストコーストサウンドなどの良き影響を多分に受けただろう美しいメロディ・・・これが彼の楽曲の魅力ではないでしょうか?

 2002年に新しいアルバムが出るという知らせ後、HPの更新は止まったままです。現在も活動しているといいのですが・・。

◆HP: http://www.emilh.com

【到着】
◆PAUL CLARK / A NEW HORIZON
◆GREG GUIDRY / SOUL'D OUT