Snapshots

【本日の一枚】Hank Easton / Snapshots (2007)

 NY出身のジャズ/フュージョン・ギタリストが自身が書き溜めたボーカル曲を集めたアルバム。
ジャズ・フュージョン・ポップ・ボサノヴァといろいろな要素を詰め込んだ楽曲は明るいカリフォルニアの太陽が似合いそう。地元では「スティーリー・ダムド」(笑)というスティーリーのトリビュート・バンドのギタリストとして、また最近はテレビや映画のための曲を提供するなどの活動中である。1曲目の”When You Tell Me “I love you””からして70s後半〜80s初めのVibeがビシビシ感じられ、その後の楽曲も捨て曲がない、私にしてみれば半狂乱状態!!ハイライトは何と言ってもWarren WiebeがVo.をとった”Show Me A Sign”ではないでしょうか?Warrenが歌うことを念頭に書かれたというその楽曲を実際にそのWarrenが歌っているのだから彼の喜びはどれほどのものだったでしょう。Warrenの美声が美しい楽曲をさらに高いフィールドに連れて行っております。中盤のJazzyな雰囲気が強い曲もライムを搾ったコロナビールでも飲みながらあたたかな日差しの下でゆっくりと聴くにはちょいとラテン・フレーバーというか明るさが足りん気もしますが、悪くない。都市のあかりが灯る夕暮れ時にこんなゆったりとしたメロウ・グルーブに身を委ねるのもありかと。最後に”Show Me A Sign”のアンプラグド・バージョンを収録。

HANK EASTON: SnapshotsBuy the CD
◆HP: http://www.hankeaston.com