ruokala lokki

かもめ食堂
【今日のおすすめ】かもめ食堂
 またまた一週間が経過。とてもとても忙しいことは事実だが、こちらに書く/書きたい材料がなかったのが本音。何となくつらつらと書けるまで待ってみようかなあと今日に至っております。
 さて今日紹介するのはCDではなく、DVD.「かもめ食堂」というのがその映画の名前。
 フィンランドヘルシンキの街角にある日本人が経営する「食堂」を舞台にした物語である。かざらない人間関係、したくないことをしないというスタンスが自然に嫌味なく出来ている様子、何かにしばられていない「素」の姿に好感が持てました。フィンランドという高い青空とゆったり歩く人々のいる「自然な場所」が舞台であり、そこに日本人が生活していることの意味合いがとても大きい。こういうのが発想の転換というのかな?「おにぎり」や「コーヒー」は、「自分で作る/入れるより人に作って/入れてもらったほうがおいしい」なんて、すごい言葉ですよね。また「世の中には知っていそうで知らないことが多い」なんてのも案外はっとさせられた言葉でした。まあ、例えがムーミンだったことがなんともほほえましく、かつ親しみを覚えた所でもあるんですが・・。「なくなったものがみつかった」そこで生まれた「人の和」、そして「途中下車OK」な感覚、それがフィンランド人が自然に「食堂」で和食を食べる姿にオーヴァーラップして何の違和感もないのが凄い。フィンランドに息づいた新・原日本的風景が堪能できました。この映画は「癒し」なんていう「はやり」ものとしてではない、もっと力強いものをテーマに持っている気がします。
 小林聡美片桐はいりもたいまさこというキャスティングもGOOD!オススメですよ。