Free From Ordinary

 【本日の一枚】CALEB ROWDEN / FREE FROM ORDINARY

ミズーリ州コロンビアの教会にてART DIRECTORとして働いているらしい(!)彼の記念すべきデビュー・アルバム。ModernなRock/Pop/Worship Songを聴かせてくれます。23歳(25歳という話も)にもかかわらず、この業界が長いらしく、なんと13歳(!)からWisdom's Cryのメンバーとして活躍していたようです。
このWisdom's Cryについては恥ずかしながら私、何の予備知識もありません。今後チェックが必要なバンドかもしれませんね。プロダクション・チームは以前REMやSTEVEN CURTIS CHAPMANとの仕事経験のある人たちらしく、サウンド・クオリティの面では何の問題もない素晴らしいサウンドが堪能できます。
私の一押しは、#2"You Are Holy"。もう、何て言うんですかねえ、こういう曲・・・ガッツポーズというよりは降参、白旗ですね。浮遊感のある静けさの中から爆発するようにGuitar-DrivenなWorship Songが飛び出します。余韻を残すようなメロディラインもお気に入りです。(そういえばSing Like Talkingにもこんなメロディの曲があったような・・。)その他、70s的な#3"Everytime"、ハネるリズムが心地よいPOP SONG#7"The Journey"、メロディが万華鏡のように変化し続ける#8"All I Need"、そして和み系Rockの#9"Wait"は、どこかネオアコ系バンドの持つ優しいメロディにも通じる音がします。RUNNING TIMEが少ないのが唯一の不満と言えるかもしれません。
 かっちりしたまとまりがあって、こんな特徴がありますというアーティストではないですが、その「拡散」している音楽性自体がこのCALEB ROWDENというアーティストそのものなのでしょう。クセのない声質に、表現力がもっと備われば、バケる可能性大のダークホース的存在だと言えます。同時に、様々な観点でのCAREB像がこのアルバム一枚から作れそうな、そんな気持にさせるアルバムでした。Chris TomlinあたりのキャッチーさとBebo NormanやBrandon Heathあたりのあたたかさが比較対照になりそうじゃありません?

◆HP: http://www.calebrowden.com
MYSPACE: http://www.myspace.com/calebrowden