Given To Fly


 【本日の一枚】はスウェーデンのSINGER, Olaの"GIVEN TO FLY"です。2006年発表。100%その力をサッカーに傾けていた青年がふとしたきっかけで音楽的パフォーマンスを演じまわりを驚愕させる。それがもとで国内のTHE 2005 POP IDOL SELECTIONへの参加を友人によってされる。そしてファイナリストへ。。。なんて、こんなストーリーを地でいったのが彼、Olaです。ただし、彼の凄いところというか、彼が他の「IDOL」達と根本的に違い、「ポッ」と出にはない力があるのは、まず生活の中に音楽がしっかりと根付いていたこと(例えば6年間のピアノレッスン、聖歌隊への参加、8歳でのアルバム参加など)が大きい。さらに次のアルバムのためにソングライティングにも力を入れているとのことです。外部ライターによる楽曲の力だけでの勝負ではなく、自らが持つ力を存分に生かす→歌唱力+曲が書ける→音楽でメシを食っていこうとする意志が見えます。アルバムタイトルにもなっている「GIVEN TO FLY」はそんな人生の転換期をポイントに名付けられたのかもしれません。
 さて肝心の内容ですが、まず①Rainを聴いて下さい。これはオーストラリアのSINGER(やはりAustralian Idol Series Two出身ですが)のAnthony Callenの楽曲ですが・・

どうでしょうか?これは非常にヤバイですよね?(笑)思わず笑いが出てしまう。まずはこの声!直球で三振を取られました、私は。さらに!!!サビの♪Falling like のうしろのわずかな隙間の後にRAIN!!!!と来るこの爽快さ、分かってもらえるでしょうか?私的にはこの隙間に100点をあげたい気持です。さらには後半のバックコーラスとのコンビネーションも素晴らしく、選曲大成功といったところでしょうか?この曲、ちなみにスウェーデンにおいては6ヶ月間ヘヴィーローテーション組だったそうで・・納得。その他、私としてはいただけない②③そして⑨、ボーナス・トラックの⑫(GO GO SWEDENってあんた・・・)を除くと(全12曲)全てに及第点以上のクオリティを見つけられると思います。ダンサブルなアレンジにPOPなメロディが乗るタイトルトラック④、 クラシックなバラード⑤⑥⑩⑪(⑪BROTHERSはセカンド・シングルだそうです)、ミディアム・テンポのCCM SONGにも通じるアクースティックな⑦、個人的には①RAINの次に気に入っている⑧(爽快なテンポにサビの華麗さ、さらにそのサビに入る直前にわずかに聴こえてくるバスドラとベースのフィル・インの音【笑】が素敵である)と多彩な楽曲はデビュー作としては堂々としたものではないでしょうか。続くセカンドにおいてどれだけ自作の曲が入り(今回は3曲においてco-writtenの立場での参加)、その完成度はどの程度か、それがこのアーティストの次なるGIVEN TO FLYになるに違いありません。

◆HP: http://www.ola.cd

【到着】
◆PEARLY WHITE / WAY OF LIFE
◆DIAMOND RIO / UNBELIEVABLE
◆THREE WISHES / ...in your eyes!
◆HIROKO / ONE IN A MILLION
◆TIME BANDITS / listen to the man with the golden voice
などなど