Kick It

　昨日アメリカより購入ＣＤが何点か到着したのだが、出来るだけ送料を減らすために可能な限りの軽量化をお願いすることにしている。CD BABYのようにジュエル・ケースなしでの発送をオプションにしてくれているところはいいのだが、初めて使用するところや、そのようなシステムがないところは交渉となる。大体の場合はＯＫとなるのだが。今回到着したＣＤは全部で７点。内６点がこのような発送をしてもらった。残り１点は新品ということだったのでシールドの形で一緒に送られてきた。が、この新品ＣＤに思いもよらないことが起こっていたのである！なんと、ビニールを取り、中を除くと・・・そこにあるはずのＣＤがなく全くの空状態。新品でこのようなケースは私も初めてだったのでとてもびっくりであった。当然クレームを出したところ、快く受けてくれ再発送してくれるとのこと。良くあることなのか？

【本日の一枚】はMIRROR MIRRORの06年発表の3rd."Kick It"。８０ｓフィーリング溢れる良質のＨＲが堪能できます。メンバーの音楽性もBon JoviからSAVATAGE(!)やMEGADETH,BOSTON,Sammy Hager,Grand Funk Railroad(!!)と幅が広く、その影響が色濃く出た作品に仕上がっている。Vo.の声質は一言でいうと「荒々しいマイク・トランプ」という感じか。前半の２曲はそんな彼の声質がとても生きているメロディアスハード・ロックでそれこそWHITE LION当たりを彷彿させる。（特に２曲目。ギターはそんなにトリッキーではないがメロディアス）しかしながらこのバンドの本質はどうやらそこにはないらしく、もっとヘヴィーにもっとワイルドに、どちらかというとSKID ROWなんかに近い音楽性か、もしくはもっと雑多にパーティー・ロック・バンド全般が作る音に近いものが到達点（目標点）ではないかと思わせる楽曲が後半に並ぶ。個人的には楽しめたし（何せ最近の職場での話題がBilly Idolあたりなもんで）何も不満もないのだが、出来ることなら前半２曲の方向性で進んでくれ、コーラス・ワークにもっと重点を置いてくれるとうれしいのだが・・。
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