The Power Of Nature


 【本日の一枚】はDAREのTHE POWER OF NATURE: LIVE IN MUNICHです。私はあまりライブ盤は購入しないたちなのです、元来。多分正規盤に入っている曲を改めてラフな形で聴く必要はないと心のどこかで思っているのかもしれません。そこにある「燃え滾るような熱さ(暑さも?)」とか「オリジナルよりも躍動感溢れる曲」だとか「おまけのように存在するカヴァー」にはあまり興味を惹かれないのは事実です。でも!このアルバムは違う!まるでこの上に書いた人間とは全く逆の感情が前身を駆け抜けます。2005年発表。・・・ってことはライブ盤好きなんだわな、これが。
 1.SEA OF ROSES
2.STORM WIND
3.WHERE DARKNESS ENDS
4.SILENT HILLS
5.SOME DAY
6.SILENT THUNDER
7.THE FIRE
8.WE WILL RETURN
9.SONG FOR A FRIEND (THE KING)
10.WHITE HORSES

 ◆DARE HP:http://www.darrenwharton.demon.co.uk/

何故か久々に聴いてみました。1曲目のBENEATH THE SHINING WATER収録のSEA OF ROSESのケルト風イントロでもうだめです。叙情感溢れるメロディをDARREN WHARTONが優しく痺れる声でさりげない調子で歌います。2曲目も3曲目も(以下最後まで)全てが「名曲」の称号を受けるに相応しい満点の出来というと言い過ぎでしょうか?全体的に風格というか余裕のようなものが感じられます。彼等の歌には俗に言う「華」ははっきり言ってないです。どちらかというとアクースティックギターがその主軸をしめていることもあり「地味」です(私的に)。でも、そこに秘められた、内からふつふつと湧き出るような「温かさ」や「確かさ」は本物だと思います。彼等の曲に、CCMを聴いているときと似ている感覚を覚えるのは私だけでしょうか?Blood From Stoneからの曲も入っていると尚良かったんだけど(We Don't Need A ReasonかWings Of Fireあたり)・・。DVDも見てみようかな・・。