Pictures From Home

Pictures from Home

 昨日更新しようと文面を編集をして、「さてOKかな?」と更新した瞬間、画面が真っ白になり、更新内容が全てぶっ飛んでしまった・・。正直、「なんだコラ〜、責任者連れて来い!」状態だったのだが、責任者などいる訳もなし、夜、特に深夜における更新はいくら通信速度が速まったとはいえ依然混んでいる状態はなんら緩和されておらず、時にこのような現象もあるんだろうと、自分をなぐさめている訳です。

 何でも「ご当地ナンバー」というのができたらしい。我が街仙台でも、近々「仙台」ナンバーというものがお目見えするらしいのだが。個人的に欲しいかといわれると「?」な状態なのだが、ふと自分の幼少期の頃のことを思い出した。
 私のいなかは「秋田」のド田舎であり、「秋田」ナンバー以外の車を見るのが、ある意味珍しいという土地柄ではあった。お正月やお盆など、帰省の方々がたくさんやってくる時期などには、例えば「練馬」ナンバーなんかを見て、「どこの家の関係の人だろう?」とか「何しにきたんだろう?」「誰?」などという単純な疑問から始まり、果ては妄想に近いようなことまで私の頭の中では「ナンバー」一つがきっかけで様々なことが縦横無尽に駆け巡ったものである。そこでふと思ったのだが、仮に「ご当地」ナンバーをつけた人が他の土地に所用で出かけたとする。そこで私のような輩がいて同様の感じを抱いたとき、そこには良い意味でのその土地へのアピールが成されるのでは?(その当人が悪人でない場合)なぞと考えるのは飛躍しすぎた考えであろうか?「ナンバー」一つから将来、なんらかの形でその土地に関わることになるなんて、ちょっとだけ(考え方によっては)素敵な感じがしたんですが・・。まあたかが「ナンバー」、されど「ナンバー」。・・・でもやっぱりたかが「ナンバー」かな?(笑)

 【本日の一枚】はJohn GregoryのPictures From Homeです。2004年発表。アメリカのシンガーソングライターの現在のところ唯一のフルレンス。時流に流されない・関係ない、まさに「アメリカの大地の象徴」もしくは「ノーマン・ロックウェル的なアメリカの象徴」としてのロックを聴かせてくれる。無駄と思える「虚飾」はなく、あくまでストレートに、そしてあくまでメロディアスに楽曲が進行します。Tom PettyBilly Joelの影響が大だということですが、そこに見えるのはもっとBruce SpringsteenやJohn Mellencamp的な世界であり、一つ一つの楽曲におけるテーマも忍耐力から楽天主義まで非常に幅の広いものを扱っている。その大半は自叙伝的なものなのだが、将来、テーマを絞った形での歌詞をもつアルバムが登場したとき、このアーティストの真価が問われることになるのでは?と思わせてくれます。ほぼ全ての曲がシングルカット出来そうなクオリティを持ち(⑩の哀愁ただよう3拍子の曲は必聴!)、ただのPOPもしくはROCKに終わらせていないところに彼、John Gregoryのシンガーソングライターとしての資質がどれだけ素晴らしいものかということが窺える。ほとんどの曲のプロデュースを担当しているRob JacobsはThe Eagles, Alanis Morissete, Elton Johnなどのアルバムでその名を拝見できるお人であることを付け加えておきます。

John Gregory Hp: http://www.johngregory.com/main.html