Lions & Ghosts

 のんびりするということも体が疲れるということを自覚してどのぐらい経つだろう。朝に目覚めた時のあの爽快感はここ数年(数十年?)味わっていない。普通にしていても(何もしていなくとも)肩はこる。本当にどうにかせにゃあいかんと思った次第である。要は運動不足なのよね。きっと。
 Lions & GhostsのWild Gardenである。2ndに当たるらしいこの作品をとある中古店で手にしたとき、絶対に同名異質バンドだと思った。というのも1stのジャケットとあまりにも違いすぎるからである。1stをご存知の方でも私と同じように2ndの存在を知らなかったなんて人は多いのではないでしょうか。1stではメンバーが5人いたと思うし、数曲トニー・ヴィスコンティがプロデュースした曲があり、曲そのものよりもそちらで記憶していた点が多いバンドであるがこの2ndではメンバーは3人になっている。さて、この作品まずはこのジャケ。場所は違えど、人は違えど思わず「お前等はDream Academyか?」と変なツッコミを入れたくなるような構図である。当然私自身、購入時に「絶対違うバンドだ」と思ったと同時に「間違いなくネオアコニューウェーブ系だな」と推測した。蓋を開けて実際に音に触れてみると・・ビンゴ!・・というか、このバンドHRバンドじゃなかったけ??
 キラキラとしたギターサウンドを軸に良質のメロディが流れてきた。ちょうど印象として「AZTEC CAMERAのSTRAY発表時ぐらい」の感じか。一聴した時点では「イギリスっぽい音だな」というのが素直な感想だったのだが、数回聴き込んでいくうちに「アメリカ」の匂い=包み込むような大きな温かさを感じた。MADE IN USAなんだよな、このバンド。今はどうなってるんだろう。悪くないバンドである。

※ちなみにこれが1stである。
 ちなみにこちらがDream Academy の1stです。
 The Dream Academy