The Possible Dream
【本日の一枚】
'75年リリース。
50年代から活躍しているエリック・ダーリンとパトリシア・ストリートのコンビが放つほのぼのフォーク。
ジャケがまずいい!私がこのアルバムに興味を持ったのは、それこそ20年以上前であるが、惹かれた最初の要因はジャケであった。このボンヤリ感がたまらなくいい。
そのボンヤリ感とは裏腹に、フォークをベースにラグタイム,スキッフルなど様々な音がポップに、いろいろ料理されているし、 何よりも評価したいのは、歌詞において、それぞれの状況で前向きな思いが貫かれているのが伝わること。
#5“Dust Off The Moon”中の歌詞~Don't stand under the apple tree. Waitin' for the fruit to fall.~なんかはパトリシアが今も口ずさむことがあるそうな。
Erikは90年代に入って一度は離れた音楽業界に復帰、2000年には来日も果たしているが、残念ながら、2008年にお亡くなりになっている。一方のパトリシアはデジタルコラージュの分野で成功し、各地で個展が開かれたりしてるよう。