Story of A Woman

【本日の一枚】

STEFAN OLOFSSON / STORY OF A WOMAN (2003)


Lone Spirit

Swedenの北部Umea出身のSSW, Pianist, Bassist, ArrangerのDebut作品。Exprimental / Jazz / Pop。AOR FanにはState Cowsの彼と言ったほうが良いかも。しかしながら、State Cowsを念頭において聴くと失望すること必至。

オープニングの#1“Bifrost”は、Jan JohanssonやChick Coreaにインスパイアされて出来たFolk/Jazz のpiano小品。これがトップにあることがこのアルバムの色を決定付けてしまっている。ある意味残念。
続く#2,3“Overture / Good Intentions”は明らかにELOの影響が大のアップテンポの佳曲。#4“Story Of A Woman”はタイトル曲であり、やはり『Out Of The Blue』期のELOのような曲。#5“Backbone”はDoobieあたりの匂いを感じるスローなFunky Tune。Organの使い方にセンスを感じる。#6“Wake Up Emerson”はJeff RichmanのギターをフィーチュアしたEmerson, Lake and Palmerっぽい楽曲。昔だったら飛びついた一品。#7“The Day She Dies”は60sにフロリダをベースに活動していたガレージバンドWe The Peopleのカヴァー。60sっぽいハーモニーが特徴的なSoft Rockなのが驚き。#8“Down The Road”はThe Tubesに影響を受けたFast Song。十分にPop。ラストの#9“The Wharf”は実験的な要素の強いエレクトロな一品。といった流れ。

ポップサイドに進みたいのかプログレサイドに進みたいのか、バランスをとりたいのかよく分からない立ち位置であるが、こんな所かも新しい発見があるから面白い。State Cowsの音楽性がただの真似に終始せず、深いのもこんな人が中心にいるからなんでしょうね。ちなみにジャケットにJay様が写っているとのこと。
(Zenyatta MondattaさんのBlog参照のこと)興味深い。。。。。。

Official Website: http://stefanolofsson.com/

Stefan Olofsson: Story of a Woman