Voices On The Stair

【本日の一枚】

PETER FESSLER / Voices On The Stair (2007)


Feel Fine

ドイツのSSWの・・・これはベスト盤なんでしょうか?
不勉強で申し訳ないがどうやら2000年〜2004年の間にリリースされた4枚のアルバムからセレクトされた楽曲集のよう。
時折聴こえるスキャットやブラジリアン・テイスト溢れるリズムを持つ楽曲もあり、じっくりと腰を据えて聴くというよりは雑多な日常生活の中で何気なく聴きたい気持ちにさせてくれるような安心感が漂う。同時にどこか近寄りがたい雰囲気も何処からか漂わせている辺り、Kenny Rankinあたりとの比較が妥当なのだろうか?

 幻想的な#5“Landscape Tapestry”、何とも粋である意味素朴なアレンジの#9“Somewhere Over The Rainbow”、夜の雰囲気をうまく表現している#10“Stranger In The Night”、Lionel Richieの#11“Hello”も上手に料理されている感じがうれしい。

ベスト盤ではなく、一枚のアルバム毎聴きたくさせる「おいしい」ベスト盤である。

Dancing On A Ray