All The Earth

【本日の一枚】

PARACHUTE BAND / ALL THE EARTH (2005)


Live from New Zealand

2005年のライブ盤。
まだ女性ヴォーカル・男性ヴァーカルの両方をメインにしている時代(1996-2006)の作品。現在は男性のみのバンド。
実は1991年から始まったPARACHUTE FESTIVALと呼ばれる野外音楽FESのために結成されたという話。(結成は1989年)もともとは若いクリスチャンが集まり、キャンプしながらホリデイを楽しめるようにという企画だったらしい。
25000人以上を動員するこのFES、150人以上のアーティストが6つのステージに登場するビッグなもの。ジャンルもハードコアからヒップホップ、エレクトロニカまで幅広く、当然Alt-Countryなんかも登場する。

さて、この作品は2005年のPARACHUTE FESTIVAL時の音。これが出た当時は6枚のアルバムをリリース、New Zealand全体の教会からのworship songを収録していた。
新しい2代目PARACHUTE BANDになってからは3枚のアルバムをリリースしている。

彼らの音はNew Zealandで書かれたworship songを広めるという目的のためか、多種多様なsongwriterのクレジットが見られるのだが、その独特のkiwi sound(とでも呼べばいいのか)は例えばアメリカなんかにおいてもCasting Crownsが彼らの曲“Mercy”を再レコーディングしたりしているところからも分かるが、魅力あるオーラを存分に振りまいている。(新作の1曲に元Deliriousのmartin SmithがGuest Vo.として参加しているらしい。最近この人の名前を良く見かけます。)

実際、このライブ盤に収められている楽曲も魅力満載であり、同じ女性をVo.に置いているバンド、例えばionaあたりからプログレ風味を取り去って、彼らが纏っている神秘性はそのままによりPop/Gospelなフィールドへ引っ張っていった・・・そんな感じでしょうか。それとももっと分かりやすいのはやはりHillsongsあたりとの比較か?現在のPARACHUTE BANDと比較するとやはりアグレッシブさや今っぽさに欠ける音ではある。

Official Website: http://www.parachutemusic.com/
Myspace: http://www.myspace.com/parachuteband

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