Love Education

【本日の一枚】

JON GIBSON / Love Education (1994)


I Do Worship

  サンフランシスコ生まれのCCM SSWの8枚目(ベストを一枚含む)。独自の色を濃く持っており、簡単にCCM ARTISTという括りで表現出来ない深さをがある。SolarからFrontlineという中堅どころのCCMレーベルから自分の立ち上げたNew Soulに移籍しての第一弾。
  CCM界のStevie Wonderとでも言えば良いのか(実際に彼はStevieとの共演を過去のアルバムにおいて成し遂げているし)、楽曲に滲み出る優しさは声質によるものなのか、とにかく温かい気持ちでいっぱいにさせてくれる良質のアルバム。

  オープニングとそれに続くレゲエ調の曲がなければ私個人として完璧なアルバムなのだが・・。
  Westcoast タッチのメロディがうれしい#3“Jesus”、彼のルーツである黒っぽさをベースにAOR調にさらっとまとめた#4“So Blue”、愛が全てと語るこのアルバムのタイトル・トラック#5“Love Education”、跳ねたビートが心地よい#6“Stand My Ground”までの流れは完璧。またレゲエ調の曲を一つ挟んでの後半戦の流れ(目を閉じて聴くと彼の声質のよさ・黒っぽさが堪能出来るmid-tempoの#8“Trust In Me”、ギターのアルペジオが心地よい響きを醸し出しせつないメロディのサビに流れ込む#9“The Days Gone By”、途中からバックに入るフルートが何気なく印象的なラストの#10“The End”)ももう一度聴きたいと思わせる何かを漂わせる。

現在は10枚目のアルバムをレコーディング中のよう。でも2年ぐらいこのままのような・・・契約がとれないんでしょうか。またJohn P. Kee へのトリビュートアルバムへも参加したよう。


Official Website: http://jongibson.com/