artifacts

【本日の一枚】

ROBERT STARLING / artifacts (2011)


Song For Dixie

ノース・キャロライナ出身のSSWの70年代〜80年代までの3枚のアルバムからのベスト盤。
地味にトロピカル・テイストなオープニング“Welcome To The Island”、AMERICAを彷彿させてくれるフォーキーな#3“Everything’s Gone Wrong”、リリカルなピアノが美しい#4“Helpless Child”と前半の充実ぶりは見事。アルバム中唯一#5“Windy Hill”を聴いた時はアメリカ版Bert Janshという称号が思い浮かぶほど完璧な楽曲構成。また、そこから#6“I’m Not That Kind Of A Man”への流れは悶絶必至。ウェストコースト風のフォーキー・メロウ。
後半#7“What A Feeling”にはどこか懐かしい80年代アメリカが内包されているような気がするし、ストリングスに先導される流麗なバラード#8“Goodnight My Lady”は「雰囲気もの」としてのみの楽しみ方をしてでも十分耐え得るクオリティ。#9“You’re My Reason”のGuitar PlayにはBritish Folkの香りが。私個人として一番のお気に入りは#11“This Very Night”。Smoothでcoolなメロディが何ともカッコよい。サビでチラッと浮かぶAir Supply風の影はほっといて・・。
現在もNC州のホテルラウンジなどで活躍中。現役です。

Official Website: http://www.starlingsong.com/



Robert Starling: Artifacts