MARI PERSEN
【本日の一枚】
ノルウェーの才能豊かなSingerのソロデビュー作。
King Of Convenience,Sondre Lercheの活動拠点としても有名な音楽都市ベルゲン出身ということでも話題の彼女、現在も2009年には来日公演も実現させているThe Royalitiesのメンバーとしての位置付けもあり、多彩な活動幅を広げた作品という風にもとれる。
さて、まずこの音楽性をカテゴライズするのは非常に困難であり、一言でボッサ・北欧Pop・ジャズという括りを使うことは出来ない。彼女自身ブロッサム・ディアリーの大ファンということではあるが、カラフルでバラエティ溢れるこの作品をそのこと（つまりJazzとして）で捉えてみても、それ以外の要素、例えばディスコ的なダンスミュージックのリズムを大胆に取り入れたり、映画音楽的な展開やアレンジが聴かれたり、ベルセバ的な悲しげなメロディが・・・なんてのも数多く見受けられる訳だし。
しかしながら・・・
私に試聴で5秒ほど聴かれ、購入決定を決めさせた緩やかなボッサ風のピアノに乗った彼女の声が麗しい#1“All In One”、どこかなつかしくかつソフトなグルーブ感を全体に漂わせた叙情的美メロPop #2“Sweetheart”、冷徹で淡々とした打ち込みと寒々としたストリングスがもの悲しげなVo.を包む#7“Midnight”、完全に「ノスタルジック」スタンダードmeets 60sPopという趣きの名曲#8“Leo”、フィリーソウル的ストリングスとダンスビートとのコンビネーションがうれしい#9“I’m Gonna Get You”なんかがオススメ。
The Royalitiesでの活動ともどもこのSoloでの活動も継続して行われるとうれしい。
一般的なノラ好きの方々はもちろんのこと、北欧Pop、ネオアコ、女性Jazz Vo.好きの人にも思いっきりアピールするだろうし、Soft RockやFrench Pops好きの方も魅かれる要素が多いのでは？
◆ Myspace (MARI): http://www.myspace.com/maripersen
◆ Myspace (The Royalities): http://www.myspace.com/theroyaltiesofnorway
