Soul Mining

【本日の一枚】

Dave Robbins / Soul Mining (2009)


On And On And On

Georgia州Atlanta生まれのForest Park育ちのSSW。6歳よりピアノを始め、Country Musicへと接近。最初の成功は早く’83年。Kenny RogersがDaveの“All My Life”をレコーディング、これが全米No.1に。Van Stephensonとのコラボ歴は長く彼の最初の2枚のSolo Album以来とのこと。特に彼らコンビはRestless Heartへの楽曲(“Let the Heartache Ride,” “Big Dreams in a Small Town,” そして“The Bluest Eyes in Texas”が挙げられる)提供で有名。‘92年にはBlackHawkを結成、Keybordistとして“Every Once in A While” “Almost A Memory now”といったHitを飛ばす。その他Eric Claptonをはじめ、多数のアーティストへの楽曲提供の経験がある・・・。

とまあこんな経歴を持った人とは知らず、フランス人コレクターのオススメに従い試聴し、即購入・・・。

今回のアルバムはバンドを離れてSoloの道に入った彼のデビュー作とのこと。

タイトルの『Soul Mining』という言葉だが、このような言い回しが何かの意味のためにある訳ではなく、おそらく彼自身の造語のよう。うちの職場のアメリカ人は「なかなかのセンス」との声。確かに。

内容はというと、じっくりと腰を据えて作っただけのことはある力作。彼の人間性の幅広さ、そしてSongwriterとしての力量を存分に感じさせてくれる。

イントロでガッツ・ポーズが出、さらにはブリッジ〜サビへの大陸的な広がりに溜息すら出るタイトルトラック#1“Soul Mining”がイチオシですが、その他心地良いグルーブ上に切ないメロディが乗るのがたまらない#4“On and On and On”、儚げなメロディが強力なサビに繋がる#5“Love Me Or Leave Me”、どことなく欧州的な響きが印象的なMid-tempoの#6“Spirits In A Human World”、ありがちなんだけども心魅かれるピアノラインの美しさと滑らかなメロディの流れが相乗効果を生んでいる#8“Leave Me A Little”、ラストを飾る見事なバラード“That Day”など良い曲が目白押し。

70s〜現代までの力強いエッセンスが程よく混じり合った彼の集大成的良盤と言えるでしょう。

◆Web Site: http://thedaverobbins.com/
Myspace: http://www.myspace.com/daverobbinsmusic

Dave Robbins / Just Cry

Dave Robbins: Soul Mining