Sacred Road

【本日の一枚】

Sacred Road / S.T. (’09)


I Need An Angel

New Jerseyベース(メンバーの出身はMidwest, New York City, Franceと様々だが)のCCM Bandのデビュー作。

Vine RecordsというIndie レーベル会社の創業者たちがある一人の女性Vocal (Samantha Hebert)と出会ったことで自らメンバーを集め、やがてはバンド形態をとってのアルバム製作に至ったということ。

楽曲は文字通り純粋なPopが主体だが、その中にjazz, funk, soul, rock の要素がぎっしりと詰まっているバラエティに富んだもの。その作曲能力には稀有な才能を感じるし、Samanthaともう一人、男性Vo.のツイン・ボーカル体制であることがこのバンドのカラーとなっているのも見逃せないポイント。


こういう声、好きだなあ。彼らのWeb Siteやクリブクで購入可能。

Official Site: http://www.sacredroadband.com/
Myspace: http://www.myspace.com/sacredroadband
◆My CCM: http://www.myccm.org/profile/SacredRoad

EPK Sacred Road


Sacred Road - I Need An Angel

【到着&購入】


○Asia / Omega (10)
オリジナルメンバーによる復活第二弾。これを絶賛していいのかどうか・・。まだまだ聴き込みが浅いので何とも言えないが、やはり1stや2nd(そして一部3rd)のようなマジックを同じような形で期待するのがいけないのか、はっきり言って、あの独特の『3分間Pop Atmosphere』を感じられる部分が極端に少ないんだな、これが。
Asiaにしか出来ないPop Musicへの攻め方があると思うんだけどなあ。Asiaがやらんでもいいだろうというような曲もあるし・・・・。ベテランゆえにメロディ・ラインに対する拘りをあえてゼロベースにしてのソングライティングだったのか?もしくはDownes曰く『まったく異なるものを作ろうとした』ということの結果なのか?は分からないのだが。
オープニングからのあまりにストレートな攻め方に唖然。かろうじて留まっているような薄味でのAsiaは感じられるし、決して悪い曲ではないんだけど・・例えが悪いが調味料が一つ欠けている気が。サウンド・プロダクション的にも『音がいい』という世間一般でのマニュアル通りの設定範囲を超えていないという感じがしてならない。Asiaのサウンドに必須のあの不思議な色合いを持つドラマティックさがプロダクションという観点からは無意識のうちに消され、メロディという点からは時折思い出したようにひょっこり顔を出す程度という気がするのは私だけ?Wettonの中音域が突き出てこないのも気になるし。
とはいえ、今までにない新機軸の方向性を多数見せたAsiaが良質のPop Fieldで堪能できるという意味合いでは○なんでしょう。個人的には痒い所を隙間なく上手に突いてくるHoweのGuitarの巧みさに唸っている(目立ちはしてませんが)。もっと聴き込んでみま〜す。

○Folkflat / “dang ring bond” (’98)
ジャケ買いギターポップ関連の多いレーベルであるアンダーフラワー・レコーズ内レーベルであるGiant-Robot Recordsより。レーベルを移籍してのミニ・アルバム。アメリカン・フレーヴァーたっぷりのお日様爽やか系サウンド。良質のPop Songが堪能できる。ただ一発で日本人と分かる英語の発音が気になると言えば気になる。バンド自体もまだ活動しているようです。

○Smokey Mountain / Know You Will (’93)
日本主導で作られた3rd。日本人の作曲者クレジットが目立ち、音的にも変化している。こうなるともはや独自性はほぼ見当たらない。全編英語歌詞であり、タガログ語は皆無。

○Edwin McCain / Lost In America (’06)
South Carolina出身のSSWの7枚目。シンプルなアメリカン・ロックが基本線。Matthew Sweetあたりがもう少しコンテンポラリーなロックにシフトしたようなイメージか。声がとてもお気に入り。悪くない一枚。アルバムによってカラーが多少違うアーティストのようなので他のアルバムも聴いてみたい。