Race

【本日の一枚】

Pseudo Echo / Race (1989)


Funkytown

オーストラリアのElectric Pop/ Rock Groupの3枚目。デビュー・アルバムに当たる『Autumnal Park』はUltravox、Japan、Duran Duran的な音像をもつダンサブルなアプローチの目立つアルバム。セカンド・アルバム『Love an Adventure』はLipps Inc. のカヴァー“Funkytown”を含む名盤であり、ビルボード誌を駆け上がった。何故かこのアルバム、海外リリースにあたっては3曲をよりRock色を強めたリミックスに変えて、差し替える形でリリースしている。さしずめWhitesnakeなんかが当時アメリカ向けに同じようなことをやっていたようなものなのか。

そして心機一転89年にリリースされたのが、この『Race』。

完全にバンドの方向性を変え、Hard Popな音が全面を占めている。しかもこれが適度な甘さと適度な硬さがブレンドされ、何とも言えない至福の音になっているからビックリ。どことなくLoverboy、曲によってはSurvivor、Qwest(マイナーか?)などを想起させる音。最後までテンションが下がらないこのクオリティには恐れ入った。

バンド自体はこのアルバムに伴うツアー後90年に解散している。(その後再結成し、“Funkytown”の6曲のリミックスバージョンを収録した“Funkytown Y2K:RMX”なるEPをリリース。その後2000年には『Teleporter』なる2枚組をリリース。これには4曲の新曲と5曲のリミックスバージョン、そしてメルボルンでのライブ音源(初期のレア物)が収録されている。その後コンスタントにツアーを続け、現状で最後のツアーは“Idols of the 80s”という名目の2005年*1であるよう。*2

未聴の方でHard Popが好きな方には、ぜひこの3rdはオススメしたい一品。

Pseudo Echo - Funkytown


Pseudo Echo - Fooled Again


Pseudo Echo - Over Tomorrow


PSEUDO ECHO - EYE OF THE STORM


Invertigo - Chances Are

◆Web Site: 閉鎖されています。
Myspace: http://www.myspace.com/pseudoecho01

【到着】




Alan O’Day / Appelizers
Alan O’Day / Oh Johnny!・・・全米No.1ヒットとなった『アンダーカヴァー・エンジェル』で知られるウエストコースト・ポップス・アーティスト、アラン・オディのアルバム2タイトルが奇跡の世界初CD化!(オビより)
○Liberty Horses / Joyland・・・英国フォーク界の大御所イーワン・マッコールの息子ニール&カラム・マッコール兄弟を中心に結成された4人組のデビュー・アルバム。新人とは思えぬ手堅い演奏によるポスト・ネオアコ気分の抒情的なフォーク・ロックが心地よい。(CD Journalより)
○Curtis Stigers / Times Was・・・カーティスの声は、まさしくソフトかメロウで、アーバンな味わい。琴線にふれるメロディも美しいし、洗練されたアレンジもマル。ちょっと存在感が足りないのが気になるが、聴いてるうちは気分がいい。(CD Journalより)
○Would-Be-Goods / Mondo・・・エル・レーベルから姉妹でデビューしての2枚目。お姉さんだけになった本作もバックはモノクローム・セットがつとめていて,プロデュースはビド。若干の翳りが感じられるが,クールなヴォーカルが気持ちいい。#11はビートルズの曲。(CD Journalより)
○John Simon / Harmony Farm・・・The Bandなどの名盤を手がけたプロデューサーの4枚目。92年のカム・バック・アルバムに続く3年ぶり。自身のヴォーカルとピアノを中心にジャッキー&ロイや夫人などが参加、これまでとは違い、ごくシンプルでジャジーな洒落た演奏。聴き手と対話するような、親しみやすさもある。(CD Journal改)
○Peter Gordon / Brooklyn ・・・パンク?ニュー・ウェーブ?パンクJazz?前衛音楽?オペラ?・・・ニューヨーク・コミュニティから登場した怪人:ピーター・ゴードン。カーズ:エリオット・イーストン(3,7)をフィーチュアし作り上げたサウンドは表現不可能!(オビより)
○Kevyn Lettau / Walking In Your Footsteps 〜Songs Of The Police・・・94年のヒット・アルバム『アナザー・シーズン』で一躍メインストリームに踊り出た歌姫ケヴィン・レトー。全曲がポリスの代表曲で綴られたとびきりお洒落なカヴァー集!(CD Journalより)
○Prismatica / Ar Livre・・・女性ヴォーカル,スィレーニを中心に結成されたブラジリアン・ポップス・グループの2作目。アコースティックな楽器だけでなく,曲によっては打ち込みも用いている。ドラムン・ベースによる12は要注目。クラブ系サウンド好きにもお薦め。(CD Journalより)
○James Ingram / It’s Real・・・前半と後半で全然違う印象。前半のNew Jack Swing(って言うんでしたっけ?)は今後の勉強材料。
などなど

*1:2006年に『The 301 Demo Sessions』というCompilation Albumがでている

*2:また2001年リリースになるが、元メンバーが在籍しているInvertigoというバンドの『forum』というアルバムもりリースされている。