BREAKING GROUND
【本日の一枚】
南アフリカからの新星。プロデューサーにMean Mr Mustard(John Lennonの歌ではありません)のMark Belingをむかえ作成されたデビュー・アルバム。
典型的なポップ・ロックにカテゴライズされるだろう彼の音楽は、一般的なリスナーの耳にも優しそうなある種Bon JoviやBrian Adams的な展開を多く持つ現代的で爽やかなもの。
オススメは
軽快な展開が有無を言わせず、ガッツポーズの#1“INTO THE EYES”、心地良いミドルテンポの楽曲で、ハーモニーを効果的に使った短めのサビにニッコリの#2“HOLD ME NOW”、よくあるミドルテンポ展開の楽曲なんだが、大らかでちょいと切なさも滲むメロディが素敵な#3“EVERYTIME”、おらっちイチオシのアリーナ・ソングであり間違いなくライブではオープニング映えしそうな楽曲の#4“ANGEL DON’T CRY”、浮遊感あるキーボードに先導されたギターとドラムが気持ちよい硬質なまとまりを感じる佳曲#6“END OF TIME”(よく出来た楽曲展開も見事。)などか。若干後半の楽曲に魅力が足りないのが惜しい。
「よくある音」と言ってしまえばそれまでなのだが、聴いた後に残る印象度の高さはナカナカのもの。また、アルバム一枚があっという間という感覚も久々のもの。アルバム一枚のトータルバランスがかっちりととれている証拠でしょう。全ての楽曲を彼が作ったわけではないそうだが(8曲がそう。後はカヴァー曲。)、このアルバムはChristianのジェットコースター的人生がベースになっているんだそうな。(アレンジには全曲関わっているそう)。
Eden同様、南アフリカ発信というところも引っかかりを覚えるが、そのことがこれだけの良質な音楽が世界に広がる壁にはなってほしくはない。
普遍的なRock Fanに。
◆MYSPACE: http://www.myspace.com/officialchristianheath