En natt forbi
【本日の一枚】
ノルウェーのSSW、JAN EGGUMの1979年アルバム。そこはかとなく漂う「気品」にどっぷりと浸かると身も心もリラックス・モードへ。
全編ノルウェイ語で歌われているので歌詞の内容に触れられないのが痛いですが、グオーンとくる美しいバラード#1 “Smuler fra de rikes bord”なんか聴く限りにおいては、語感が優しくとてもこの手の音楽に向いた言語だなあなどと思っているうちにドブロ？をフィーチュアしたほのぼの系#2“En sang fra vest”へ。#4“Porno-vise”ではReggaeの心地良いリズムにぶっといギターが絡みつくという離れ業に何ともいえない良質のメロディが乗ってるし、アクースティック・ギターのアルペジオに被さるように時折入るハーモニー・・というなんてことはない展開なのですが、何故か気になる#5“Vi har en drøm”では儚さを湛えたような伸びやかなヴォーカルを堪能できます。
その他、ピアノ一本で優雅に決める#7“Aldri røre”とアクースティック・ギター一本で決める#8“En natt forbi”(70s初期にロンドンにて英語で作った曲とか・・）の対比も興味深い所。ラストを飾る#10“Jeg lover deg”のようなアーバン・テイストな曲では若干語感が？な感じがしました。まっ、あくまでも個人的にですが。
〜En natt forbi by Kurt Nilsen〜若干キーが違いますが、こちらでどうぞ。
