Jonestown

【本日の一枚】

Sofia Talvik / Jonestown (2008)

SOFIA TALVIK: Jonestown

スウェーデンのSSWの3枚目。2008年8月のLollapalooza festivalにも出演、まさにアメリカでも今勢いのあるところを見せ付けております。『Jonestown』とはCult集団の人民寺院ガイアナ奥地に建設した教祖の名を冠した町の名。何でもテレビで特集番組をやっていてそれにいたく心打たれ、曲を書いたのだそう。

レーベルから曲作りまで全て自分自身で行っている彼女だが、(2005年『Blue Moon』、2007年『Street Of Dreams』)今回はPeter, Bjorn and JohnのPeter Morén をプロデュースしたりしているTobias Fröbergをプロデューサーに向かえ、さらなる進化を求めている。曲によってはその影響か、Peter, Bjorn and Johnで聴かれるような独特のリズムも聴くことができます。(現在Single Cut されている’My James Dean’など)

北欧のアーティストにはありがちの、60sのEuro-Popと70sのFolk Musicを上手に掛け合わせたような曲にはやはりどことなく「静寂さ」が漂います。終始穏やかなムードが周りを包み込み、落ち着いた(この暗いトーンがNick Drakeあたりを引き合いに出す理由か。本人も影響を認めているようだが。)Sofiaの声が、神々しく響く・・。深い祈りにも似た厳粛でメランコリックな雰囲気も感じられます。Piano、CelloやDouble Bass、そして終始ソフトに徹するパーカッションのミニマルな響きもオリジナリティ溢れる特徴の一つですね。First Singleの’As Summers Pass’ではそんな特徴をしっかりと感じることができると思います。(でもVideo Clipは・・・どう思います、これ?)



彼女は『Jonestown』の歌詞をこんな風に述べてます。
「鎖の輪の一部になるんじゃなくって、あなた自身、そのもの自身を信じなきゃ。この歌はみんなが自分の能力と自分の決定をしっかりと見極めることができるよう励ましてるの。」歌詞とともにゆっくりと沈黙へと消えていくような曲調はアルバムのエンディングにピッタリ。

偉大なJoni Mitchellとも比較されるよう。Sophie Zelmani、Amiee Mann、Niko、Tori Amosなんかが好きな人にもオススメできそうな感じですね。
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◆HP: http://www.sofiatalvik.com
MYSPACE: http://www.myspace.com/sofiatalvik

SOFIA TALVIK: JonestownSOFIA TALVIK: Street of DreamsSOFIA TALVIK: As Summer Pass

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