Sun, Moon and Stars

Randy Vanwarmer


明日からは東京、そして週末は郡山へと出張が続く一週間。仕事の内容はたいして時間に終われるようなものではないのでいいのだが、もう少し「ゆとり」が欲しい・・。

【本日の一枚】

Randy Vanwarmer / Sun, Moon and Stars (1996)

 04年1月に白血病で惜しくも亡くなったシンガー・ソングライターランディ・ヴァンウォーマーの1996年のアルバム。彼の最大のヒット曲で日本でも永年愛され続けている名曲「アメリカン・モーニング(原題:Just When I Needed You Most」のアクースティックヴァージョンも収録されています。ゾンビーズの原曲よりもスローテンポでかつ上品なアレンジの“She’s Not There”でアルバムは始まる。ランディの透き通るようなやさしい歌声で歌われる#2“I Could Never Impress You”はシンガーソングライターのニール・コーティとの共作。どことなく南国の海岸を思わせるような爽やかさが特徴。続く#3“Love’s not Letting Go”はメロウな良質のバラード。#4“Miss You Night”はクリフ・リチャードが1976年の“I’m Nearly Famous”で歌っていたナンバー。彼らしい選曲といえるでしょう。#5“I Will Whisper Your Name”はマイケル・ジョンソンが1988年に歌い、カントリー・チャートで健闘した曲。透明感ある彼の声質にピッタリの浮遊感あるメロディが印象的です。#6“The Air That I Breathe”はホリーズのカヴァー。アルバートハモンドのヴァージョンも有名ですね。最近、車の中でホリーズを聴いてるんだけど、1曲目に挙げているゾンビーズとの共通点も多いバンドですね。何となく無意識にアーティストが繋がった瞬間でした。まあ、この曲も彼らしいアレンジといえるでしょう。#7“I’m Not Gonna Take The Blame”は中盤のだらけをキュッと締めるようなさわやかなナンバー。ただ、どことなく穏やかさが残るのはRandyならではの特徴なのかも。#8“Bring It Back”には、このアルバムのプロデュースもしている私のフェイヴァリット・アーティストの一人、Parker McGeeのクレジットが見えます。そんな背景もあってか、このアルバムで一、二位を争う個人的に好きな曲です。炎天下の似合いそうなそうな曲ですね。#9“Anthony’s Song”はエイズで亡くなった友人に捧げられた楽曲。唯一といっていいかもしれないが、色合いの異なるしっとりとしたメロディ・アレンジ。続くタイトル・トラックの直前に置かれたことも意識的なのではないでしょうか。広大な大地をイメージさせる、さらにはその上に続くどこまでも続く満点の星空や気分によってはその逆に太陽をイメージさせるようなスケールの大きいタイトル・トラックではケーナが大活躍しています。

 爽やか感全開のアルバム・ジャケットを手にとった瞬間、内容が透けて見えそうなアルバムです。やさしい気分でリラックスできますよ。

サン・ムーン・アンド・スターズ

【到着】

RevelationTerence Boylan
What!?ディトゥアー

◆Eden's Curse / The Acoustic Sessions・・・昨年素晴らしいメロディアス・ハード・ロック・アルバムでデビューしたEden's Curseのアクースティック・アルバム。その発想に脱帽。なかなかの好盤。メロディアス・ハード。
◆JOURNEY / Revelation・・・Arnel Pinedaを含む現ラインナップでの新譜。求められているものを忠実に再現し続ける彼らにも脱帽。Arnelの声はやはり素晴らしい。楽曲事態は(極上の)可もなく不可は全くなしといった感じか。1曲目の「お決まりパターン」に思わずニヤリ。メロディアス・ハード。
◆Terence Boylan / S.T.・・・Steve Lukather, David Paich, Jeff Porcaro, Timothy B. Schmit, Don Henley, Donald Fagenなどという信じられないゲストとともに作成された一枚。70sウェストコースト・サウンドが堪能できます。
TOKIO / TRIANGLES ・・・閉鎖したVinnyからの一枚。興味深いメロディアス・ハード。
◆Far North / What?! ・・・ MTM Classicsからの一枚。Thin LizzyのCoverを含む。聞き込みが必要そう・・。メロディアス・ハード。
◆Crystal Blue / detour ・・・MTMからの一枚。前から気になっていた一枚。想像通りの音に満足。メロディアス・ハード。

などなど