The Human Engine Waits

【本日の一枚】

Andy Melvin / The Human Engine Waits (2007)

Genre:Modern Worship, Praise & Worship

AustinでPastor(牧師さん)をしているAndyさんのSolo。他にもSleeperholdというバンドなどなど、多彩な活動をしているようです。

 まずは、ジャケットに意図される機械(歯車?)の断片的な音(19秒)から始まり、私がノックアウトされた徐々に盛り上がりを見せるChris Tomlinばりの“Our God Above”に突入します。皆様、MYSPACEにてこの曲を聴いて見てください。きっと私のノックアウトされた姿が目に浮かぶことでしょう(笑)。続く“Nothing Compares” “Greatest Day Of The Lord”は感動的に盛り上がる佳曲。静と動のバランスが素晴らしいではないですか。“Noting Can Separate Us”はリズムが踊る快活な曲調が最高に気持がよろしい。郷愁を誘うようなアクースティックナンバー“All I Need”ではCCM Song独特の大らかさ、温かさが感じられますし、続く“Meet You”ではPedal Steelの音色が心地良く響きます。うって変わって“Waiting”“Remember”あたりはU2あたりを感じさせるような展開にやはりどことなくなつかしさを感じさせられます。このしっとりとした落ち着きはインディ・アーティストとは思えない、ある意味貫禄のようなものも感じることができるかも。また、ドライブする曲調の中にある種の懐かしさを感じさせるメロディが乗る“No Other Name”“River”も痺れる展開がクセになりそうですし、ラストの“Be Thou My Vision”はオーガニックな響きを残してアルバムを締めくくっています。

 音からも想像できるのですが、Chris Tomlinとは同じ教区を分割して布教活動を進めているようであり、非常に近い間柄のようですね。一方は超有名CCMアーティスト、そして彼はインディーズと、現在の立場は違えど、共に目指す部分は一緒であり、それが彼の曲からはしっかりと伝わってくるのがうれしい限りです。今後の活躍に期待したいところです。

MYSPACE: http://www.myspace.com/andymelvinmusic