In The Beginning...

【本日の一枚】WINTER’S REIGN / THE BEGINNING… (1987)


 いつもお世話になっているROCK AVENUE RECORDSさんよりいつもの新着メールが。その中に、

WINTER'S REIGN/THE BEGINNING...:
アイルランド出身のメロディアスHRバンドが'87年にリリースしたアルバムのコレクターズ再発盤。ALIEN、RAW SILK、EMERGENCYスタイルのGreatメロディアス・ハード!!

という文字が。



何っ〜WINTER’S REIGNってが!




 思えば長い道のりでした。Ebayにて何度かトライしたものの、その時に限って横やりが。当然価格は高騰するということであきらめたことしばしば。ようやくコレクターズ物ですが、CDの形をしたものが手に入りました。(音源はこちらで聴けるんですがね。)
 上記の音源にてどんな音かはだいたい把握していたのですが、全体像にゆっくりと触れて、これが絶品B級北欧系でびっくり!
 彼らを最初に知ったのは随分昔のことで何がキッカケだったが記憶にないんだけども、その後Burrn!誌に「フランスのバンド」としてレビューが載っていたのを記憶しております。点数もそんなに高くなかったような・・。
 EUROPEの“THE FINAL COUNTDOWN”を彷彿させるイントロから入る一曲目“White Fury”を始め、#6“I Don’t Know Why”などのクオリティは音質はさておき、メロディの完成度と言う点で半端じゃなく高い。ALIENというRock Avenue Recordsさんの記述はとても頷けたし(随所にそれっぽいメロディが・・・)、ここでRAW SILK(ギリシャのバンド)を持ってきたところがB級バンド好きには堪らないチョイス(笑)。キラキラキーボードに先導される(この音がまたチープで最高!)ハードポップ調の曲はもちろん、スローテンポの#4“Tears Fall (In Memory Of Phil)”#7“Remembrance”なんかの完成度も高いだけに、おそらくバンド側が求めている音質も含めた完成版には届いてなかったんだろうなあ〜という思いが痛いほど伝わってきます。特に、スローナンバーにおけるメロディの完成度は素晴らしく、ストリングスなんかを壮大にフィーチュアした感じになると全然違うんだろうなあなんて考えちゃいます。総合的なこのバンドのメロディって、ポップさとカッコ良さが同居している絶妙なものという言い方もできそうですね。できればもう2、3枚継続してリリースし、現在までバンドが存続していれば面白い存在だったんでしょうね。憎むべきはあの時代です。
 YOU@M.R.さん主催のメロディックルネッサンスにおいて、以前このバンドに在籍していた日本人ドラマーのインタビューを特集していたこともありました(Vol.3)が、そんな歴史をもったB級メロディックハード・ロック・バンドという意味でも貴重な存在ですね。

【到着&購入】
MARCO TAGGIASCO: This Moment
◆Bad Loser / Utter Indifference・・・以前何かの拍子に売ってしまったんだけど、最近B○○k o○○にて安価にて発見、救出。
◆Johnson Enos / S.T. +6
Marco Taggiasco / This Moment・・・長らく待たれていた2nd。David Pack, Andrea Sanchini, Eric Tagg, Anne Marie Bushらが参加。GOOD AOR/West Coast Sound
◆Charlie / Good Morning America
◆Randy Edelman / Prime Cuts など