Gift From Time

 なんとうちの親父がパソコンを新調したらしい。ちなみにOSはVistaだそうで・・。また、インターネットにも挑戦し始めたらしく、いろいろと質問ぜめにあった。来月来仙するらしく、パソコンごと持って来るらしい(!)まあ軽いパソコン教室といったところか。60を過ぎての手習いにしては何とも果敢な挑戦である。というのもうちの親父は超がつく面倒くさがりであり(その血は間違いなく、脈々と私に受け継がれているのだが)、よくもまあ新しいことに手を出したなと思う訳なのであります。これがきっかけで天災などの悪いことが起きないといいんだけど(笑)。まあそんな感じです。
 今日は仕事が特に多く、ストレスが溜まることも多く(!!)、散々な1日だったのだが、やっとのことで家路に着き、ほっと一息の至福の瞬間が今である。人間(というか私個人?)寂しい時は、思い切り人の迷惑も顧みずに人と一緒に時を過ごすことを求めるのだが、今日のような時は、バリケードでも築いて何人たりとも侵入は許さん!という気持になるのが不思議である。当たり前と言ってしまえばそれまでなんですが。。単なる我儘ともいいますが・・。

 【本日の一枚】Clearland / Gift From Time (2004)
CLEARLAND: Gift From Time
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ブルガリアのMelodious Hard Rock / AOR BANDのデビュー作。BANDと言ってもNIKOLAY RAIKOV(Vo.)とKONSTANTIN JAMBAZOV(Gr./Kb.)の二人のプロジェクトと言ったほうがいいかもしれません。結成は2000年。共にAORHR/HMだけではなく、プログレ畑の影響も多々受けているようです。Gr.の方のテクニックはなかなかのものであり、Yngwie当たりの影響のみならず、アルバムの最終曲(BOHEMIAN RHAPSODYのGr. Instrumental cover)にもなっているQUEENBrian Mayが多用するハーモナイズされたギター・トーン(一聴するとTNTっぽくもある)やジャズ的なアプローチなどなど、偏りのないテクニックをまとまりよく披露しています。ピッキングもかっちりとしたものであり、私好みのアプローチの仕方なんですよね。
 オープニングの"Feel The World"のメロディ・ラインが私個人としては一番Clearlandのオリジナリティが出ている気がします。凛としたメロディからはTOTO,Passion Street(再結成されたようですね),Street Talkあたりが思い浮かびますが、もっと深い独自性も同時に味わうことができるのではないでしょうか。続くタイトル・トラック#2は「線の細いHarem Scarem」とでも言いましょうか?ミッド・テンポの王道を狙ったような楽曲です。"I Keep Trying"はアダルトな雰囲気漂うAORベースの曲であり、David Coverdaleあたりが歌うともっと雰囲気が出るんだろうなあなんてふと思ったり。"Love And Tenderness"や"The Way To Love You More"では、メロディ・ラインにプログレ畑の匂いがプンプン。変拍子を使っているなどという訳ではないのですが、サビの最後や飄々としたサビ(後者)にはYesあたりの影がチラホラと(笑)。もちろんAORベースな楽曲なので尚更興味深い楽曲だと思います。その他、"Temptations"はもろAsiaですし(笑)、"Vechen Sun""S Teb"は現地語で歌われています。(これがまた良い!)ギタリストの幅広い音楽的嗜好が上手に曲に反映されたなかなかのALBUMではないでしょうか。ジャケットはイースター島のモアイをモチーフにしていますが、これ如何に?なお、Booking Managerが日本人のようなんですけど、これ如何に?
◆HP: http://www.ubp.online.bg/clearland
MYSPACE: http://www.myspace.com/clearland

【到着】
OZZY OSBOURNE / ブラック・レイン
◆GEORGE & G. / ソー・マッチ・トゥ・セイ (ボーナストラック収録特別盤)
◆The Alternate Routes / Good and Reckless and True
などなど。