Vinyl Junkies

ビニール・ジャンキーズ

 GWに突入・・・ということですが、別段予定を立ててどこかへ行こう!なんてこともないし、仕事はたまってるからやらなあかんし、車のメンテナンスもちらほらと気になるところが出てるからなあ・・なんて朝からぼーっ。。。。何でも早い方/ラッキーな方はすでにGWの渦中におるらしいですが。
 ここ最近は忙しかったこともあるが、まとめて何かをするということが(もちろん自分がしたいことですよ)できなかったんで、ちょっと仕事は後回し気味に、羽を伸ばすのもいいかな。。。。ぼーっ。
 先日「ビニール・ジャンキーズ」という本を購入し、一気に読み終えました。レコード・コレクターという奇妙な人生を歩んでいる先輩諸氏の考え方/生活が垣間見れるというなんともおぞましい・・いや、素晴らしい本でありました(笑)。私がビニールから足を洗ったのは3年前。最盛期にはリビングの周囲が段ボール箱で埋まってしまい、押入れ上段がやはりその重みで突然落下なんてこともあり、その他諸事情も多々絡んでの泣く泣くの状況ででした。ビニールに現在も愛着をしている人の言い分はいろいろあると思うけど、例えば音のことを語る人グループとジャケについて語る人グループなんてもんもある気がします。その両方にまたがり、CDに対して完全な嫌悪感を持ってらっしゃる方なんぞはもう完全なビニール・ジャンキーでしょうね(笑)。この気持、凄く分かります。特にあの大きなジャケットを見ながら聴く音楽はCDとはまた違う次元に我々を誘ってくれるんで。CDの紙ジャケは、良く出来てるとは思うけど、所詮あのサイズだしね。(といって購入するとニヤニヤしている自分は何だ?)また、ビンテージ物・レア物に魅かれるという「マニア」特有の症状も見逃せません。本の中でもエルビスの"Having Fun With Elvis Onstage"というアルバムを探していた著者が自分が所属したレコード会社(RCA)の副社長まで巻き込んでの猟盤を展開しています。まあ、次元を変えれば自分も同じことをしているんだけど・・。
CDを支持する人に意外にも仕事と実生活の両方でビニールに縁が深いヒップホップDJの方が含まれていた話や崩れてきたレコードに潰されて死ぬんだったら本望というジャンキー諸氏の話なぞは興味深かったかな。映画「ハイ・フィデリティ」のファンの方、またビニール盤に興味がない方もなかなか楽しめるんではないかという一品でした。
◆「ハイフィデリティ」
ハイ・フィデリティ 特別版

【告知】
市岡 泰 陶展  −陶の風景−
2007年5月5日(土)〜5月12日(土)
11時〜18時30分(最終日は16時まで、会期中は無休)

  • 場所  galleria ACCa ガレリア・アッカ

    台東区下谷3-1-32

日比谷線入谷駅3番出口より直進2分 / JR鶯谷駅より徒歩12分

 私は今回は残念ながら行けません。お近くの方、いかがですか? 


【到着】
◆DANTE FOX / Under the Seven Skies

DESTINATION KNOWN / EVERY MOMENT
◆AIRRACE / Shaft of Light(再購入)
FAHRENHEIT / TALKING 'BOUT LOVE
◆GARNETT FORD / POSTCARD
HIGHER GROUND / Perfect Chaos
◆MELLE / Devils & Angels
貫井徳郎 / 慟哭

恒川光太郎 / 夜市
  など
【おまけ】
三崎亜記さんの著作を続けて三作読んだが、はっきり言ってこの人、天才。斬新な発想・複雑さを感じさせない文章力・がっちり納得の構成・思わず惹きつけられる幻想的かつ現代的なテーマ・・・と魅力を挙げるとキリがない。ぜひ一読を!
失われた町

となり町戦争

バスジャック