Bruce Hibbard

NEVER TURNIN’ BACK

 今日、アメリカに滞在時にお世話になった「アメリカの親父」よりE−MAILが届いていた。3年ほど前彼の周りでは本当に多くの予期出来ない事柄が起こり、「オンライン上からは姿を消す」との言葉と共に連絡がとれなくなっていました。彼の息子(カルフォルニアに在住)とは連絡がとれたのでいろいろお話はしていたのですが、詳細は息子にも分からず、本人はテネシーの田舎町に引越し、お母さんと二人ゆっくりと過ごしていたらしいです。この3年間ほどの間のことや、過去の忌まわしい出来事の訳を事細かに教えてくれ、私自身も「まさかこれほどとは・・」と絶句したほど、壮絶な月日を過ごしていたようでした。今こうやってまた連絡がとれるようになり、死ぬ前にもう一度仙台に来たいとまで言えるほど、元気になった彼。本当にほっとしました。 
【本日の一枚】はそんな彼に送りたいBruce HibbardのNever Turnin' Backです。題名で選んだ感もあるのですが、1980年という時期に発表された本作、以前はCCM/AORの隠れた名盤などと呼ばれ、レア盤扱いされていたものですが、日本にてCD化されました。ライト・メロウ系のそれこそ名盤です。1曲目から強烈な、洗練されたAORが炸裂します。センスの良いアレンジ、耳障りでない声質、そして何よりもそのメロディに完膚なまでに叩きのめされます。8曲目のAll of Me では当時Sweet Comfort Bandを率いて活躍中だったブライアン・ダンカンとランディ・トーマスの2人がバック・コーラスで参加していて、ナッシュビル人脈との関わりも匂わせています。またエンジニアのジョナサン・デヴィット・ブラウン、彼は4HIMやSweet Comfort Bandにも関わっている人ですね。新たに作品が発表される気配は現在ないようですが、まだ音楽に関わっているようですので、何らかの形で作品が発表されるとうれしいです。

  Never turnin' back, after all You've done.
You'll always be a part of me, You're the only one.
Well I'm never turnin' back after all You've brought me through.
I'll never find a reason for turnin' back on You.

Everyday I find Your mercy to be all I need to get me through.
Every way I find myself becoming more, more like You.
I've never had it so good before.
My life was in a prison 'til Your love unlocked the door.

近い将来、私もまた彼に会うためにアメリカに行きたい気持ちがとても高まった一日でした。

【購入】

Trouble
Jagged Edge / Trouble 正統派British Hard。整合感のある音はとても好感が持てます。

など。