Žofie Kabelková

なんとも「雨」とは・・。コーヒーなんぞを飲みながら外の景色(うちの隣は小山なのだ)を眺めているとなんともennuiな気持ちがたちこめてきて・・・こんなときは、この倦怠感をうまく消化させねば。ということでの【本日の一枚】は透明感がありかつ爽やかヴォーカルが特徴のチェコの女性シンガーソングライターZofie KabelkovaのZiju(2003年)です。彼女のシンプルなギターを中心とした引き語りスタイル・・要はFolk系の作品なのですが、こんな雨の日に聴くとすっきりするような曲調といいますか、雨と「同調」できるといいますか・・各曲のさまざまな部分、例えばTichoにおける単音が雨音に聴こえたり・・とまあこれは個人的な感情のような気がするのですが、チェコ語もしくはフランス語と雨はRockと英語のようにぴったりとくると思うんです。(決して英語だけがRockという人間ではないのであしからず)ボサノヴァ・テイストの曲(これがまた「雨」の日にあう!)、ネオ・アコ・テイストの曲など曲によってさまざまな味付けがなされており、聴き飽きないのが最大の魅力かもしれません。このアルバム全体を通して「夏」あるいは「爽やかな風」を感じている方も多いとききます。が、私は断然「雨」の日に聴きたい一枚なんです。ぜひお試しあれ?(下にご紹介させていただいているXavier Recordsさんでは「夏」のイメージが「売り」のようです。みなさんはどちらでしょうか?試聴もできます。)


※Xavier Recordsさん(私が東欧のジャズものなどを購入するときに利用させていただいております) / http://x-rec.com/ で購入可能です。(現在は売れ切れのようです)

※Indies Recordsさん / チェコインディーズ盤のオンライン・ショップ。  http://www.indiesrec.cz/