...'till I run out of road

【本日の一枚】

FERDY DOERNBERG / ...'till I run out of road (2006)


Traveling light

AXEL RUDI PELL, ROUGH SILKのkeyboardist/slide guitarist であるFredy Doernbergのソロ・アルバム3作目。
ドイツのミュージックシーンではすでにベテランである彼がこのアルバムでどのような楽器を使用しているかというと・・・Slide Guitar, Electric & Acoustic Guitars, Piano, Lap Steel, Dobro, Hammond Organ, Pedal Steel, Trumpet, Mandolin, Wurlitzer, Banjo, Harmonica, Saz, Bouzouki, Ukulele, Keyboards, Slide Bass, Loop-Programmingとまあなんとも多彩なことで・・。これらの楽器を縫うように彼のスライドギターやハモンドが縦横無尽に駆け巡っている。
肝心の楽曲は・・・何とも二番煎じ丸出し(失礼!)というかどこかで聞いた事のあるような楽曲が多く悲しさ満点なのであるが、本人は至って真面目に追求してたんでしょう。真剣さはひしひしと感じられる。しかしながらその緊張感がゆったり感というこの手の音楽の最大のポイントを阻害してしまっている。#2とか#7なんか聴くと、方向性としては面白いものを持っていたようなんだけど。

決定的に要素として「何か」が足りない一枚ではあるが、追求のし甲斐のある音楽性だとは思う。

Mike TerranaがDr,に、またなんとJohn Wesley HardingがDuet Vocalとして参加している。