Don't Turn Around

【本日の一枚】

MARCEL McARTHUR / DON'T TURN AROUND (1987)


Face To Face

オランダのSSW。Lose To Winというバンドのフロントマンだったそう。似たようなスタイルのバンドにThe Theo Lens Bandというバンドがあるようだが、いずれも未聴。オランダって結構穴場かも。

82年にドイツでファーストSolo『Face To Face』を発表、87年に2ndにしてラストとなる本作をヨーロッパのみならずアメリカでもリリース(1年後)。

曲のタイトルからも推測できるがCCM ARTISTである。曲調はスムーズなウェストコースト風味/AOR調のRock/Popが交じり合った典型的な80sサウンド。キーボードの音と使い方に80sを存分に感じられる。この感じが好きな人にはたまらないはず。

オススメは爽やかな#2“I Rejoice”、#4“Remember Who I Am”、AOR風バラードの#7“He'll Be There”、smooth jazz的な#8“Praises To The King”,gospel的な要素の感じられるこれまたsmooth jazz風の#9“Jesus Is The Way”、ラストのピアノ・バラード“Here I Am”といったところか。タイトル曲の#6“Don't Turn Around”も人気が高いようだが、私的にはパス。

CDはなかなかお目にかかれませんしアナログも結構な値がついているのは事実だが、探せば結構安い値段でも落ちてます(20ユーロぐらい)。私はヨーロッパのとある業者からの購入だったのですが安かったです。)

もう一つ、Gospelのアルバムで『IK BOUW OP U』というタイトルのものがあるが、その中で2曲MarcelがVo.をとっています。(15ユーロぐらいで購入できます)また、LP2枚組でおそらくCD化にはなっていない(1992年のFesはCD化されてるよう)と思われるもので、『Flevo Totaal Festival (vinyl 2LP)』(GMI records GMI 1033 <1987年リリース>)というアルバムがあり、収録ARTISTとしてはMarcelの他、PetraやDa、Greg X. Voiz、Geoff Moore、Rick Cua、Bloodgood、Cosmoなどなかなかの面子が勢揃いしたものもあることも付け加えておきたい。

◆参考: Jan Willem Vink reports on the Christian music scene of The Netherlands
 Cross Rhythms: http://www.crossrhythms.co.uk/articles/music/song_for_all_nations_the_netherlands/38345/p1/

Don't Turn Around