Until Everyone Is Free

【本日の一枚】

CALEB ROWDEN / Until Everyone Is Free (2009)


All I Need Is You

ということでCalebの新譜。このサウンドプロダクションをどうとるか。個人的には全ての音が均等に捉えられすぎていて×。そのせいか、繊細なCalebの歌メロは奥に引っ込みがちであり、魅力が半減しているように聴こえる。

彼の良さはその繊細さが徐々に爆発するように弾け飛ぶメロディにあり、それがバランスの悪さやサウンド処理のまずさに殺されてしまっているのは何とももったいない話。#1なんかその典型。あ〜もったいない。まあ、あくまでも私個人としての感想であるので(長期間待たされ、挙句にいろいろな約束事を反故にされた経緯は別にしても)実際に聴いてみてご判断を。

#1“Love Song For a King”と#6“How Marvelous”はUniversal傘下のレーベルへの移籍に伴っての混乱の中でCalebがFanを8ヶ月待たせるのは申し訳ないということで急遽リリースしたEP『Made To Worship』に先行収録されており、#4, 7, 10 11はそのEPに引き続きリリースされたFree DownloadできるEP『The Demo Sessons』に収録されている楽曲。EP未収録曲で言うところの#3“All I Need Is You”のようなダイナミックかつ美しいメロディを持つ曲が前作から脈々と引き継がれるCalebの真骨頂ではないだろうか。

以下が“All I Need Is You”に関するCalebのコメントである。
What’s the story behind your new single “All I Need Is You”?
I think all of us are more than aware of the economic struggles that we are experiencing as individuals and as a nation. I really think it’s in these times that the call of God on us to put our faith and trust in him becomes all-the-more important. It’s in these moments that God is preparing us for something bigger and better than we can fathom. The premise of the song comes out in the title...at the end of the day, all we need to make it through seasons of despair is the faithfulness of God. One of the lyrics of the song really sticks out to me...‘gold to rust, treasures to dust, I know that all I need is you’. Everything we want to find our worth in [status, financial gain, etc] are things that won’t last. I think the heart of the song is for believers to remember that the impact we can make during seasons of challenge and transition is HUGE, because people actually begin to feel their need for something more.
詳細: http://blogs.myspace.com/calebrowden#ixzz11GHtOaqZ

いずれにせよ、幅の広いプロモーションとしっかりとした管理体制でのサポート、継続的なライブ活動を期待したい。1stに決して引けを取らない楽曲の良さを、少しでも多くの人々に伝えるために。

Website: http://www.calebrowden.com/Home.html
Myspace: http://www.myspace.com/calebrowden

All I Need is You - Caleb Rowden


Caleb Rowden - Love Song For a King

【到着】



CHRIS SUTTON / Songs Into The Light (1994)・・・ドイツのAOR/POP/ROCK SINGERによるSOLO。上品で丁寧な歌い方が好印象。前半の清涼感溢れるAOR/POP/ROCKと、後半のハイテクAORという極端な色分け。ドイツのコレクターより。
CORY WELLS / Touch Me +2 (1978/2010)・・・THREE DOG NIGHTの中心メンバー、コリー・ウェルズのソロ。うれしい誤算。DAVID FOSTER、JAY GRAYDON、STEVE LUKATHER、MIKE BAIRD、DEAN PARKS、BILL CHAMPLIN、RITA COOLIDGEなどが参加。作曲にTOM SNOW、JAY GRUSKAが参加。
GEORGE STREET / Living On Daydreams (1983/2003)
RAY GOOLIAK / Home Away From Home (1979/2010)・・・Hawaiian AORアメリカ本土インディアナ州出身のSSWがマウイ島の素晴らしさに魅せられ制作したハワイ・テイストあふれる名作。
VARIOUS ARTISTS / California Groove 2 (2010)・・・フランスよりようやく到着。4枚組。今回も興味深い選曲。早くもState CowやSven Larssonがピックアップされているのには驚き。
SHERWOOD BALL / Dreamin’ Of Christmas In L.A. (1997)・・・3作目。
JEFF PESCETTO / Soul Reason (2002)・・・ソングライターとして、また、プロデューサーとして、幾多ものアルバムに関わって来た自身初となる自己名義でのアルバム。COOL SOUNDより。
BABY TUCKOO / Force Majeure (1985/2010)・・・ex-HERITAGE、GEDDES AXEのAndy Barrott(Key./G./Vo.)が在籍するイギリス出身のツインG.&Key.を擁する5人組メロディアスHRバンドが'86年にリリースした2ndアルバムのオフィシャル再発盤。リマスター。ボーナス・トラックとして今やン万円の値が付くウルトラ・レア盤として世界中のマニアが探している'94年にCD化された日本盤CDにボーナス・トラックとして収録されていた”Rock 'n' Roll Hero”を収録。Paul Chapman、Atomik Tommy M在籍時のUFO、このバンドの1stをプロデュースしたJohn VerityのVERITY、RIO、LIONHEART、STRATUS、PERSIAN RISK、SHY、GRAND PRIX、そしてBernie Shaw加入後のURIAH HEEPといった当時のブリティッシュ・メロディアス・ハードが好きなら確実に押さえておかなければならない名作として人気の高い作品.Rock Avenue Recordsさんより。
DANGER ANGEL / S.T. (2010)・・・ギリシャ出身のツインG.&Key.を擁する6人組メロディアスHRバンドが'09年にリリースしたデビュー・アルバム。キャッチーなメロディを思う存分フィーチュアしたGreatメロディアス・ハード!#6にJeff Scott SotoがリードVo.でゲスト参加している。Rock Avenue Recordsさんより。
DEMONT / Body Language (1989 / 2010)・・・オーストラリア出身のKey.入り5人組メロディアスHRバンドが'89年にリリースしたアルバムのコレクターズ再発盤。オリジナル盤が高値で取り引きされている事でメロハー・マニアに知られるアルバム。'80年代の欧州スタイルのメロハー・サウンド。ギターの無機質さ具合がたまらないというマニアも多いのでは?Rock Avenue Recordsさんより。

などなど