Zoology

【本日の一枚】Zoo / Zoology (2007)
Zoology

JOURNEYのVOCALISTに決定して、今やメロディックロック界の頂点まで一気に上り詰めてしまった、Arnel Pineda君。彼のフィリピン時代のバンドの2007年作。
Youtubeなどで彼の映像をチェックしていてどうしても気になり、購入。
前から思ってたんですが、タガログ語やフィリピンの現地語を聴くと、なんとなく「かわいいな」って思っちゃうのは私だけでしょうかねえ。どこか舌足らずな感じ(音的に)がして、つい耳を傾けてしまいます。今年度、うちの職場にもフィリピンから一週間ほど来た方がいたのだが、彼女の他に一緒に来たオーストラリア、インド・・・あともう一人、どこだっけかな・・・まあその中で一番熱心にお話をしたのもフィリピンから来た人でした。何年か前に医療ボランティアの通訳としてフィリピンに2年連続で行ったことがあるのだが、そこでの経験が私に他の人以上に、フィリピンの方への興味を引き立てているのかもしれません。

肝心の音ですが、全曲オリジナルのようですが、バラードあり、変形バースデイ・ソングあり、レゲエ調の曲あり、フラメンコ調ありと、その中身はいろいろだが、英語と現地語(たぶんタガログ語)で歌い分けられた楽曲の質は高い。と思う。ただ、巷で言われているような「AORアルバム」という印象はない。(おそらく出来のいいバラード群がそう言わせているのでしょう)Youtubeなんかでの映像でも思ったんだけど、いいですねえ、彼のハイトーン。無理なくスーッと出されている感じで、聴いていてとても心地良いです。(個人的なYoutubeでのオススメはサヴァイバーの映像。Journeyのカヴァーが素晴らしいのは当たり前の話であって、だからこそニール・ショーンが目をつけた訳で・・)

ただやはり英語で歌われた楽曲の方が耳になじむのは事実で、#2”I GAVE IT ALL”, #3”PAIN IN MY HEART”、#5”SO WRONG”、#7”SOULMATE”、#8”TOO SATISFIED”が英語。#3,#5,#9のバラード調の楽曲が個人的には気に入った。そのどれもがArnelの作曲クレジットであることは、今後のJOURNEYでの貢献度に注目できる要素と言えるかも。
すでに本国では廃盤?という噂もあるので、お早めの購入のほうがいいのかも。(な、何とAMAZONHMVでも購入できるよう。GEMMを使った私はバカ?↑にAMAZONのLINKを作ってあります。)

・・・"PAIN IN MY HEART"

【到着】
Highest CallingCannonsアウェイク(初回限定盤)Suzy

◆VISIONARY / Highest Calling・・・キーンのギタリストだったMARK MOULINのプロジェクト的なアルバム。BILL CHAMPLIN、STEVE PORCARO、TOMMY FUNDERBURK、WARREN WIEBE(!!!!!)などが参加。バラエティ豊かな楽曲はAORファンもメロハーファンも楽しめるのでは?
◆PHIL WICKHAM / CANNONS・・・CCM ARTISTの新譜。TOMさん、情報ありがとう!
◆DAVID MADER / 90 DAYS OF RAIN・・・デンマークで活動しているSSW。骨太ながっしりとしたAOR
◆WORK OF ART / アート・ワーク・・・祝!デビュー。内容は言うまでもなく◎。
◆JOSH GROBAN / AWAKE・・・・DAVID FOSTERつながりで。凄い声ですわ、この人。うまい!
◆TERENCE BOYLAN / "SUZY" ・・・STEELY関連より。彼の1stには、あのSteely Dan結成前のDonald FagenWalter Beckerが参加しているというのは有名な話。これはアサイラムからの3RD ALBUMの再発('80)。DON HENLEY、TIMOTHY SCHMIT、LARRY CARLTON、JAY GRAYDON、MIKE PORCAROなど凄い面子が集合している。後半の楽曲では質の高いウエストコーストサウンドが堪能できますよ。

などなど